スタントンが貫禄のポストシーズン４号３ラン ４番送りバントが大成功でヤンキースが突き放す

◆米大リーグ　ア・リーグ優勝決定シリーズ第４戦　ガーディアンズ―ヤンキース（１８日、米オハイオ州クリーブランド＝プログレッシブフィールド）

　ヤンキースのジアンカルロ・スタントン外野手が１８日（日本時間１９日）、敵地でのア・リーグ優勝決定シリーズ第４戦の６回に、ポストシーズン（ＰＳ）４本目となる３ラン本塁打を放ち、ガーディアンズを４点差に突き放した。

　スタントンの一発が、シリーズ王手をぐっと引き寄せた。６回、ガーディアンズは４番手スミスがマウンドに。先頭のソトが四球を選び、ジャッジの左前打に４番チザムに送りバントをさせて迎えた１死二、三塁で、スタントンのバットから豪快なアーチが飛び出した。

　ボールカウント１―２からの４球目、やや外寄り高めの直球をとらえた打球は、打球速度１０５・７マイル（約１７０キロ）の当たりは左中間席に飛び込む２夜連続の４号３ランとなった。これがジャッジと並んでヤンキース４位タイのＰＳ通算１５号となった。

　ベンチでは、ポストシーズン初登板に４回２失点で降板した先発のＬ・ヒルが絶叫。スタントンがホームインすると、次々とナインのハイタッチに迎えられた。

　ヤンキースは、初回にソトの先制２ランが飛び出し、２回にウェルズのＰＳ１号ソロ。一方、ガーディアンズは、初回にラミレスの犠飛で１点を返し、３回にＪ・ネイラーの左前適時打で１点差に詰め寄っていたが、スタントンの一振りでヤンキースが４点差と突き放した。このまま、流れを掴んで、シリーズ王手を掛けられるか。