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死因が判明した西田敏行さん「35年前」の若かりし姿…石田ゆり子が追悼「私は当時19歳」

スポーツ報知 / 2024年10月19日 12時29分

石田ゆり子のインスタグラム(@snowhoney3ohagi)より

 女優の石田ゆり子が19日までに自身のインスタグラムを更新し、西田敏行さん(享年76)を追悼した。

 「西田さんがもういないなんてとても信じたくなくて、信じられなくて、ただひたすらに寂しい。その現実を見つめることが怖いです」と心境をつづる。「『翔んでる!平賀源内』という、京都の太秦撮影所で半年もの長い期間撮影する娯楽時代劇は私が始めて参加した連続ドラマだった。いまから35年前。着物で芝居をすることも、地方ロケのため長期で家を離れることも、何もかも初めてだった私は当時19才だった」と、当時の共演した際の写真を投稿した。

 「ほとんど素人同然の何もできない私をいつも温かく優しく、包み込むような優しさで見守って下さったのが、主役の源内先生を演じた西田敏行さんだった。撮影当時の西田さんは41歳。言葉をどんなに尽くしても表現できないほど、西田敏行さんのことを、みんなが大好きだった」と振り返った。

 長文で思いを記し、最後に「心のどこかで私は昔から、西田敏行さんが、いつかいなくなってしまうことが怖くて仕方がなかった。何十年も昔からその日が来るのが怖かった。こんなふうにある日突然、人はいなくなってしまう。こうして書いていてもとても信じられない。西田さんの周りはどんな時でも笑顔があった。みんなが幸せで楽しそうで、その中心はいつも西田さんだった。本当にありがとうございました。本当に寂しいです」と締めた。

 西田さんは17日に東京都内の自宅で死去した。18日に所属事務所は、死因が虚血性心疾患だったことを公表した。

【投稿全文】

西田敏行さん。西田さんがもういないなんてとても信じたくなくて,信じられなくて、ただひたすらに寂しい。その現実を見つめることが怖いです。

「翔んでる!平賀源内」という、京都の太秦撮影所で半年もの長い期間撮影する娯楽時代劇は私が始めて参加した連続ドラマだった。いまから35年前。

着物で芝居をすることも、地方ロケのため長期で家を離れることも、何もかも初めてだった私は当時19才だった。ほとんど素人同然の何もできない私をいつも温かく優しく、包み込むような優しさで見守って下さったのが、主役の源内先生を演じた西田敏行さんだった。撮影当時の西田さんは41歳。言葉をどんなに尽くしても表現できないほど西田敏行さんのことを,みんなが大好きだった。

私がどんな稚拙な質問をしても、いつも優しく丁寧にユーモアと信念を持って答えてくれた。みんなを食事に誘って、ご馳走してくれた。もしもピアノが弾けたならをカラオケで一緒に歌った。釣りバカ日誌17の撮影では能登が舞台で、輪島に長期間ご一緒した。塗師の仕事の説明をするシーンでは、人の心にその工程が見えるように訴えるにはどうしたらいいか、とても丁寧に優しく教えてくださった…本当に温かかった。台本の中に西田さんの名前があるだけで心が躍った。西田さんが出演される作品に自分が出られることだけで嬉しかった。

心のどこかで私は昔から、西田敏行さんが、いつかいなくなってしまうことが怖くて仕方がなかった。何十年も昔からその日が来るのが怖かった。こんなふうにある日突然,人はいなくなってしまう。こうして書いていてもとても信じられない。西田さんの周りはどんな時でも笑顔があった。みんなが幸せで楽しそうで、その中心はいつも西田さんだった。本当にありがとうございました。本当に寂しいです。

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