ヤンキースが９回勝ち越して大熱戦制し、１５年ぶりのワールドシリーズ進出に王手

◆米大リーグ　ア・リーグ優勝決定シリーズ第４戦　ガーディアンズ６―８ヤンキース（１８日、米オハイオ州クリーブランド＝プログレッシブフィールド）

　ヤンキースが１８日（日本時間１９日）、ア・リーグ優勝決定シリーズ第４戦、９回に２点を挙げて突き放して８―６で逃げ切り、対戦成績を３勝１敗として、２００９年以来のワールドシリーズ進出に王手をかけた。

　６回にスタントンが左中間スタンドにジャッジと並ぶヤンキース歴代４位タイの通算１５本目となる３ランでヤンキースが６―２としてから試合が一気に動いた。

　前夜サヨナラ勝ちしたガーディアンズは負けてはいない。７回１死一、三塁からラミレス、Ｊ・ネーラーの連続二塁打で３点を奪い再び１点差。８回には２死三塁でフライの打球は一塁線に転がるゴロ。投手のライターが素手でつかんで、一塁リゾへの送球が、近過ぎてつかめず（記録は安打）三塁走者が還って同点となった。

　しかし、９回ヤンキースは抑えのクラセから連続安打でつかんだチャンスにバードゥーゴの遊ゴロの間に三塁走者生還。その打球をはじいたことでなおも１死一、三塁でトーレスが中前タイムリーを放って２点を勝ち越した。

　試合はヤンキースが初回にソトの先制２ランが飛び出し、２回にウェルズのＰＳ１号ソロ。一方、ガーディアンズは、初回にラミレスの犠飛で１点を返し、３回にＪ・ネーラーの左前適時打で１点差に詰め寄っていた。