井上尚弥 世界戦現役単独最多24勝目へ 24日に武居由樹と次戦記者会見…12月にグッドマン戦が有力
スポーツ報知 / 2024年10月21日 12時0分
プロボクシングの大橋ジムは21日、所属するスーパーバンタム級の世界4団体統一王者・井上尚弥と、WBO世界バンタム級王者・武居由樹の次戦について24日に会見を行うと発表した。井上は12月24日に首都圏でIBFとWBOで世界スーパーバンタム級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)との対戦が有力視されている。
尚弥は9月3日に東京・有明アリーナでTJ・ドヘニー(アイルランド)と対戦し、7回TKO勝利。次戦で防衛すれば、世界主要4団体統一王者としてはスーパーミドル級(76・2キロ以下)を4度防衛した現・世界3団体同級統一王者の”カネロ”ことサウル・アルバレス(メキシコ)に次ぐ3度目の防衛となる。また、カネロ、元世界3団体ミドル級(72・5キロ以下)統一王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と23で並んでいた世界戦勝利数が24となり、歴代9位タイ、現役では単独最多となる。
17年以来、7年ぶりに年3試合を行うことに「挑戦」する尚弥。「しっかりと勝利して、また来年、今の階級でまたスタートしていくのか、しっかり体を作って、その先に階級を上げていくのかっていうものを自分の中で見据えて計画を立てていきながら、この12月の試合が一番大事になってくる。ここは落とせない試合だなと。自分の中でも大事な試合で、そこに懸けてやっていきたい」と次戦に向けての決意を語っていた。
すでに練習は再開。13日にWBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチを行った弟の拓真(大橋)のため、対戦相手の堤聖也(角海老宝石)をマネてスパーリングパートナーを務めるなどしている。
WBO世界バンタム級王者の武居も尚弥と同じ先月3日に初防衛戦を行い、激闘の末、比嘉大吾(志成)に判定勝ちした。左目上をカットするなど、激戦のダメージが心配されたが、再び尚弥が出場する興行で2度目の防衛戦に臨むことになりそうだ。
戦績は31歳の尚弥が28戦全勝(25KO)。
28歳の武居は10戦全勝(8KO)。
会見はLeminoで生配信される。
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