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ヤンキース15年ぶりワールドシリーズ進出に王手 ブーン監督、3ランのスタントンを「絶好調モード」と称える

スポーツ報知 / 2024年10月19日 14時2分

◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ガーディアンズ6―8ヤンキース(18日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)

 ヤンキースが接戦を8―6で制して、ア・リーグ優勝決定シリーズを3勝1敗とし、同シリーズの王手を掛けた。ヤンキースは、6回にジアンカルロ・スタントン外野手の今PS4号3ランで6ー2としたが、ガーディアンズは7回2本の二塁打で3点を奪って1点差に迫り、8回二死三塁からフライの投前内野安打で6―6の同点に。息詰まる接戦は、ガーディアンズの抑えクラセを攻略したヤンキースが、一死二、三塁からバードゥーゴの遊ゴロ(失策で打者走者が一塁に生きる)で勝ち越し、トーレスの中前適時打で追加点を奪い、8―6で逃げ切った。ガーディアンズは前夜に続き、驚異の逆襲をみせたが、あと一歩及ばなかった。第5戦は19日(同20日)、引き続きガーディアンズの本拠で行われる。

 

 9回2死一、二塁。最後の打者ロッキオが二ゴロに倒れると、6番手右腕ケンリーが、マウンドで飛び上がって吠えた。手に汗握る大接戦を制して、ヤンキースが、ア・リーグ王座に王手を掛けた。

 「クレイジー、クレイジーな試合だ。行ったり来たりの接戦。一つのミスが命取りになる戦いを、勝つことが出来た。どの場面も重要な意味があった。相手も素晴らしいチーム。両軍が死力を尽くして戦った」と、7―6と勝ち越し、なおも一死一、二塁となった9回に中前適時打を放ち、貴重な8点目を叩き出したトーレスは、地元ラジオ放送局のインタビューで興奮気味に語った。

 

 前日の第4戦は8回にジャッジ&スタントンのアベック弾が出ながら逆転負け。この日は、初回に幸先よくソトの先制2ランが飛び出し、6回にスタントンが2試合連続となる今PS4号3ランを放って、6―2としたが、8回に同点に追いつかれ、デジャブのようなシーソーゲームに。最後は、相手のミスもあって突き放した。

 

 「試合がどう展開するのか、読めなかったが、先発ヒルが4回を投げてくれたし、中継ぎが踏ん張って繋いだ。昨日はタフな敗けだったが、皆ページをめくって、今日に備えていた。パーフェクトな試合ではなかったが、勝つための試合が出来た」とブーン監督は振り返り、「スタントンは絶好調モードだ。彼の集中力に感心するばかりだ」と、今PS打率3割、4本塁打、9打点とチームを引っ張るスタントンを称えた。

 PS通算でも15本目となってB・ルース、ジャッジに並んでチーム4位タイとなったスタントンは「シリーズにセーフティー・リードはない。ローラー・コースターに乗ったような試合だったが、皆が少しずつ貢献して、勝つことができた」。ボールカウント1―2と追い込まれてから、やや外よりの直球を見事に仕留めた6回の3ランについて、「プランを持って打席に入った。あの場面(1死二、三塁)少なくとも1点。外野フライでもいいと思った」と満足そうに振り返った。

 ヤンキースにとって2009年以来のワールドシリーズ(WS)まであと「1勝」。2003年10月19日は、1年目だった松井秀喜氏がWS第2戦(対マーリンズ)の初回に3ランを放った。あれから21年。5度続けて敗れてきた優勝決定シリーズを突破し、悲願のワールドシリーズ切符を掴み取るか。

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