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ベテラン俳優「人生終わったと」主演舞台をドタキャン&逃亡 涙で大物女優に感謝「一生頭が上がらない」

スポーツ報知 / 2024年10月19日 15時30分

佐藤二朗

 俳優の佐藤二朗が18日のTBS系「A―Studio+」(金曜・後11時)に出演し、主演舞台をドタキャンした過去を初告白した。

 「テレビで初めて言うよ」と躊躇(ちゅうちょ)しながらも、司会の笑福亭鶴瓶に促されて話し始めた。20代前半の時のこと。「渡辺えりさんが3○○(さんじゅうまる)という劇団をやってらして。3年だけ『無人塾』っていう養成所をやっていて。その3期生で僕がいたんです」と、女優の渡辺えりが主宰する劇団に在籍していたという。

 「オールドリフレイン」という渡辺の戯曲を卒業公演でやることに。主演の佐藤は半年ほど稽古を重ね、「ちょっとおかしくなっちゃって。本番の初日の直前…前日に、明け方の5時まで。どうしてもうまくいかない長ゼリフがあって。3ページくらいの。素晴らしいいいセリフなんですけど」。経験を重ねた今だったら「考えてもしょうがないからビール飲んで寝ちゃう」という状況だったが、当時はまだ23、4歳。「とにかくなんとかしなきゃと」。追い詰められた結果「どんどんおかしくなっちゃって」。当日、なんとか向かおうと努力するも、集合時間を過ぎてしまい「もう人生終わったと思って。大学が長野県松本市で。特急あずさに乗ろうと思ったんだけど、カプセルホテルに泊まったの。半年ぶりにビール飲もうとしたんだけど、半分も飲めなくて」と振り返った。

 携帯電話やスマホがない時代で、家の留守電に「何百件も入っていた」。渡辺は劇団員に、佐藤を捜索するように指示し、佐藤の母親にも電話。「預かっている大事な二朗くんをこんなふうにしてしまいましたと」。佐藤は、愛知県から出てきた母親と新宿・歌舞伎町のバッティングセンターで会い、寿司屋に行って号泣したそうだ。

 その舞台は代役を立てて何とか開催したという。「えりさんは、俺の将来を思って、今のいままで、このことを内緒にしてくれている」と感謝した。佐藤は謝罪するため渡辺の家を訪れ「目玉焼きをごちそうになりました。『私、こう見えて料理うまいでしょう』とかいって。『とにかくまた会えてよかったよ』って。何にも責めずに料理だけ振舞ってくれて」と当時を回顧し「だからえりさんは一生、頭が上がらない恩人ですね」と言いながら目に涙を浮かべていた。

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