鈴木優磨左ＭＦ、三竿健斗右ＳＢ、“ＦＷ植田直通”…新生鹿島、奇策続々もゴール遠く 福岡と０―０

鹿島・ 鈴木優磨

◆明治安田Ｊ１リーグ▽第３４節　鹿島０―０福岡（１９日・カシマ）

　鹿島は福岡と０―０で引き分け、中後雅喜監督の初陣を飾れなかった。

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　ポポヴィッチ監督の電撃解任後、初の公式戦となった鹿島は４―２―３―１の布陣でスタート。ＦＷ鈴木優磨を左、ＭＦ藤井智也を右に配置し、トップは師岡柊生が務めた。

　鹿島ボールで始まった前半のキックオフ時に、ＤＦ植田直通が最前線でターゲット役となる“ＦＷ植田”の奇策で試合開始。しかし細かいミスが多く、師岡や鈴木も起点を作れないまま前半をゼロで折り返す。

　後半開始から藤井に代えてＭＦ樋口雄太を投入するも、集中力を欠く時間帯もあり、得点を奪えない。後半１６分にＭＦ三竿健斗を右サイドバックで投入し、同３２分にはＭＦ舩橋佑がリーグ戦初出場、ＭＦターレスの左サイド起用などチームとしての変化はみられたがゴールは遠いまま。スコアレスドローでの決着となってしまった。