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【巨人】崖っぷちで初勝利! 7回にスクイズなど足を絡め一気に3点勝ち越し! 阿部監督の執念タクトで2勝3敗に持ち込む

スポーツ報知 / 2024年10月19日 20時55分

7回1死一、三塁、岸田行倫のセーフティースクイズで生還する三塁走者・坂本勇人(カメラ・宮崎 亮太)

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファイナルステージ 第4戦 巨人4―1DeNA(19日・東京ドーム)

 巨人が崖っぷちで意地をみせ、DeNAに競り勝った。日本シリーズ進出をかけたCS最終ステージ、DeNAに3連敗を喫し、1勝のアドバンテージを含めても1勝3敗とあとがない巨人だったが、阿部慎之助監督の采配がさえ7回に一気に3点を勝ち越し、逃げ切った。

 レギュラーシーズンで8勝を挙げた先発・井上温大投手は5回まで一人の走者も出さないパーフェクトの好投、6回に戸柱恭孝捕手に同点アーチを許し降板したが、プレッシャーのかかる試合で勝ちに導く好投だった。

 巨人は打順を大幅に入れ替え、1番にオコエ瑠偉外野手、2番に門脇誠内野手、5番には左手首骨折から復帰し緊急昇格のヘルナンデス外野手が入った。2回1死、ファンの大きな拍手に送られて打席に入ったヘルナンデスの第1打席は、DeNAの先発・ジャクソン投手のストレートを打って右飛に終わった。

 巨人が4回に先取点。先頭の門脇が追い込まれてからボールを見極めて四球で出塁。丸佳浩外野手の中前打でスタートを切っていた門脇が三塁へ進み無死一、三塁とチャンスを広げ、岡本和真内野手の二ゴロ併殺打の間に門脇が生還し、1点を先制した。

 井上は3回を3者連続三振で抑えるなど、1回から5回まで強力DeNA打線から一人の走者も出さないパーフェクト投球。一人の走者も出していなかったが、6回に痛い一発。1死から戸柱恭孝捕手に右翼スタンドへのソロ本塁打を打たれ、同点に追いつかれた。井上は6回の打席で代打を送られ、6回までで降板となった。

 井上は「負けたら終わりという大事な試合で試合を作れたことはよかったです。あの1点はもったいなかったですが、チームにどうにかいい流れを呼び込めたらと思い投げ込みました。チームの勝利を信じ全力で応援します」と降板後にコメントした。

 追いつかれた巨人は6回2死から門脇が中前打、丸は2打席連続ヒットとなる右前打でつなぎ2死一、三塁と4番の前でチャンスを広げたが、岡本和は右邪飛に倒れ、得点できなかった。

 7回からは2番手で船迫大雅投手が登板。先頭の牧秀悟内野手に中前打を打たれ、佐野恵太外野手を左飛に抑えたところで、阿部慎之助監督は3番手で3連投となるケラー投手を投入。ケラーはオースティン内野手をカーブで空振り三振、宮崎敏郎内野手をストレートで3球三振に打ち取り、好リリーフをみせた。

 巨人が7回に3点を勝ち越した。1死から坂本勇人内野手がこの試合2本目のヒットとなる左前打で出塁。CSに入ってヒットのなかった中山礼都内野手が初安打となる右前打で続き、坂本は三塁へ気迫のヘッドスライディング。この1死一、三塁の場面で岸田行倫捕手は初球にセーフティースクイズをすると、坂本が今度は本塁へヘッドスライディングしてセーフ(犠打野選)。「どんな形でも点につなげることだけを考えのぞみました。全員で食らいついてもぎ取った1点です」と岸田。巨人が執念で勝ち越した。

 ここでDeNAが2番手で下手投げの中川颯投手をマウンドに送ると、代打・長野久義外野手の初球にダブルスチール。これが決まっての二、三塁から、長野の一ゴロで三塁から代走・増田大輝内野手が生還、さらに一塁・オースティンの本塁悪送球で岸田も帰り、4点目を挙げた。

 8回からは4番手でバルドナード投手が登板し、先頭の桑原将志外野手に左前打を許したが、後続を抑えた。9回は守護神・大勢投手が抑えて初勝利。2勝3敗に巻き返した。

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