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大谷翔平へロバーツ監督苦言「体固まっていた。言い訳にならない」初回定位置遊ゴロ生還できず その裏3ラン被弾

スポーツ報知 / 2024年10月20日 5時0分

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ メッツ12―6ドジャース(18日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、4戦先勝のリーグ優勝決定シリーズ第5戦、敵地・メッツ戦に「1番・DH」で先発出場。4試合ぶりのマルチ安打を放ったが、初回に“走塁ミス”で先制機を逃し、ロバーツ監督から苦言を呈された。チームは大敗で3勝2敗となり、20年以来4年ぶりのワールドシリーズ(WS)進出は持ち越し。第6戦は本拠に戻り、日本時間21日午前9時8分から行われる。ア・リーグはヤンキースが3勝1敗とし、WSに王手をかけた。

 大谷の姿勢がロバーツ監督の目には消極的に映ったのだろう。0―0の初回先頭。大谷の右前打、ベッツの二塁打でドジャースは無死二、三塁と先制の好機をつくった。メッツは極端な前進守備を敷かず、先取点献上はやむなしという状況で、3番のT・ヘルナンデスの打球は遊撃正面へのゴロになった。三塁走者・大谷はリードを取っていた付近から動かず、本塁突入を断念。後続の打者も倒れると、その裏に先発・フラーティがアロンソに先制3ランを浴び、主導権を明け渡した。

 試合中に行われた現地中継局のインタビューで「彼の頭の中は真っ白になってしまったんだと思う。相手はあそこで勢いに乗ってしまった」と話していた指揮官。試合後の会見でも「内野が下がっていたし、翔平はスタートしなければいけなかった。体が固まってしまったんだと思うけど、言い訳にはならない」と珍しく苦言を繰り返した。

 バットでは日本人選手初のPS3戦連発こそ逃したが、今シリーズ第1戦以来4試合ぶりのマルチ安打を記録した。第4戦では先頭打者本塁打を放ち、走者なしでは26打席目にして初ヒットとしていたが、この日は初回先頭、4回2死と2安打ともに無走者の場面だった。“呪い”も完全に解けた今、「歓声がすごくて、より打席に集中できる」という本拠地に戻る20日(同21日)の第6戦ではやり返してくれるはずだ。

 12失点の大敗で第5戦を落としたド軍。MLB公式サイトのS・ラングス記者によると、現行の2試合、3試合、2試合で球場を移る方式になってから3勝2敗で第6、7戦を本拠地で戦うチームはこれまで4戦先勝のシリーズを73%(52分の38)が突破しているという。まだ有利であることは揺るぎない。第6戦は救援陣でつなぐ「ブルペンデー」で臨む。大谷を中心とした「打」の力で、WS進出へ―。驚異の粘りを見せる“ミラクル・メッツ”の息の根を止める。(中村 晃大)

 ◆ロバーツ監督の主な大谷への苦言 報道陣の前で大谷を叱咤(しった)激励することは少ないが、指摘したことがあるのは「得点圏での打撃」に関することだった。同場面では20打席連続無安打となった4月16日(日本時間17日)の本拠地・ナショナルズ戦の試合後に「あの気性を抑えなければいけない。もっと球数を投げさせないと」。4度の得点圏で凡退し、一時的に打率が3割を切った8月11日(同12日)の同・パイレーツ戦では「スイングが少し大きすぎる。時には本塁打ではなく(外野)フライでもいい。ミスしてしまうのは少し力み過ぎているからだろう」と話した。

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