バレー男子日本代表次期監督候補、大阪Ｂロラン・ティリ監督、試合後会見では「日本代表に関する質問禁止」クラブが指示

指示を出す大阪B・ロラン・ティリ監督（カメラ・義村　治子）

◆バレーボール　▽大同生命ＳＶリーグ　大阪ブルテオン２―３広島サンダーズ（１９日・パナソニックアリーナ）

　バレーボール男子日本代表の次期監督に就任する見通しとなった大阪ブルテオン監督のロラン・ティリ氏が、広島サンダーズ戦後、会見に出席した。しかし、会見前にはクラブから「日本代表に関する質問は禁止」と報道陣にお達しがあり、代表監督就任に関しては一切、口にしなかった。

　ティリ監督は、２１年東京五輪でフランス代表を初の金メダルに導いた名将。２０年からパナソニック（現・大阪ブルテオン）の指揮を執る。この日の試合は２―０から逆転負けを喫し、開幕３戦目で初黒星を喫した。会見では「まだチームを作っている状態。落ち込んでいない。なるべく安定したプレーができるように指示したい。（最初の）２セットはよかったけど、最後の３セットは自信が落ちた。ゴールは同じで天皇杯、ＳＶリーグを優勝することは最後まで目指している」と話した。　日本協会は２１日に理事会を開くが、同日に代表監督を発表することはないとしている。理事会では監督候補者選考委員会から出された候補者を承認し、その中から川合俊一会長ら業務執行理事らによって、最終決定がなされる。