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14年ぶりJ2降格の鳥栖 来季監督候補にC大阪を今季で退任の小菊昭雄監督 複数Jクラブと競合か

スポーツ報知 / 2024年10月20日 2時0分

小菊昭雄監督

 14年ぶりのJ2降格が決まった鳥栖が、来季の新監督候補としてC大阪の小菊昭雄監督(49)を挙げていることが19日、分かった。小菊監督はC大阪から今季限りでの退任が発表されており、他の複数Jクラブも候補として興味を持っている。

 12年の初昇格から13年間に渡ってJ1に定着してきた鳥栖。18年には元スペイン代表FWフェルナンドトーレスの獲得で話題を集めたが、その後は経営危機に見舞われた時期もあった。昨年度の営業収入はJ1最下位の約25億円。乏しい資金力で奮闘してきたが、今季は8月に成績不振により川井健太監督を解任。その後はMF河原(川崎へ移籍)ら主力の流出も相次ぎ、リーグ最多の65失点と立ち直れなかった。

 21年途中からC大阪を率いた小菊監督は、21、22年にルヴァン杯準優勝、22年にはJ1で5位の成績を残した。選手としてのプロ経験はないが、アルバイトからジュニアコーチとしてC大阪入り。スカウトも長く務め、高校時代にその才能をいち早く見いだした元日本代表MF香川真司のC大阪入りに大きく尽力した。その後はトップチームのコーチ、強化部などさまざまなポストを歴任し、監督にまで上り詰めた貴重な経験を持つ。今季はJ1優勝を目標に掲げた中で達成できず、C大阪との契約延長には至らなかったが、若手育成にもたけた手腕に評価の声は高い。

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