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172センチの河村勇輝、ここからが本当の勝負 昨季NBAで170センチ台は3人、出場試合は合計48戦

スポーツ報知 / 2024年10月20日 6時49分

 NBAグリズリーズは日本時間20日、バスケットボール男子のパリ五輪日本代表・河村勇輝と「ツーウェー契約」を結んだことを発表した。同契約は、NBAと下部Gリーグを一定期間行き来することが可能。出場すれば、日本人4人目&Bリーグ出身から初のNBAプレーヤー誕生となる。

 河村は身長172センチのポイントガード。日本人で最初にNBAのコートに立った田臥勇太(現・宇都宮)は173センチ、2人目の渡辺雄太(現・千葉J)は206センチ、3人目の八村塁(レイカーズ)は203センチで、河村がNBAのコートでプレーすると、日本人最小のNBAプレーヤー誕生となる。

 また昨季のNBAで、170センチ台はわずか3人。173センチのマーキース・ノウェル、175センチのジェイコブ・ギルヤードとアイザイア・トーマスだ。その中で、ギルヤードが41試合に出場したが、3人の合計出場数はわずか48戦しかない。小さな選手がNBAで活躍し続けることがいかに難しいかが分かる。けが人などのチーム状況にもよるが、まずは出場機会を得るため、ここからが河村にとって本当の勝負の始まりとも言える。

 河村は7月の会見で、「小さな子どもたち、今バスケットを頑張ってる子たちが、『挑戦したいな』とか、『バスケ頑張ってみたいな』って思えるような挑戦にしたい」と語っていた。次は、NBAデビューし、さらに大きな夢を与える。

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