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【高校野球】帝京、夏の雪辱果たし関東第一に勝利 1年生4番・立石が高校初本塁打

スポーツ報知 / 2024年10月20日 14時5分

4回2死二塁、左越え2ランを放った帝京の立石陽嵩(写真提供・木村 麻澄)

◆秋季高校野球東京大会▽3回戦 帝京 3―2 関東第一(20日・駒沢球場)

 帝京が今夏甲子園準優勝の関東第一に3―2で勝利し、準々決勝へと駒を進めた。

 帝京は3回まで3人で攻撃を終え、0―0で迎えた4回、先発右腕の村松秀心(2年)がチーム初ヒットとなる中前安打で出塁。2死二塁にチャンスを広げ、4番の立石陽嵩(1年)が左越えに本塁打を放った。6回にも暴投で1点を追加。村松は8、9回に1点ずつ失点したが、9回2死三塁のピンチもしのいだ。金田優哉監督も「気力を振り絞って投げていた。冷静で、間もうまく使えていた」とたたえる、今夏東東京決勝で敗れた相手への気迫を見せた137球の力投だった。

 立石は練習試合含めて初の本塁打。甲子園経験のある関東第一の左腕・坂本慎太郎(2年)から奪った値千金の一発に「研究して、狙い球を絞って捉える練習をしてきた。打った瞬間は気持ち良かったし最高でした」と胸を張った。2回戦の佼成学園戦では4番に座りながらも2打席目まで三振。途中でベンチに下がる悔しさを味わい、「前の試合は迷いがあったけど、今日は迷いなく打てたことが良かった」と気持ちを新たに臨んだ。

 3点のリードを守ったものの、チームは計4安打。バントミスが目立ち、攻撃ではなかなか持ち味を出し切れなかった。それでも守備のミスはほとんどなし。金田監督は、「勝てる内容ではなかったけどよく耐えてくれた。打撃のミスを守備で引きずらないで。この1週間は得点圏(に走者を置いた状態)からの練習しかしてなかった。夏は自滅で負けているので、うちから崩れないように」と猛特訓の成果にうなずいた。8回に3連打を浴びた場面も、「1点は捨てて取れるところでアウトを取る」意識だったという。結果、右翼・弓場龍人(2年)からの好返球で1点にとどめた。

 佼成学園には1―0で競り勝ち、この日は関東第一に勝利。強豪が集うトーナメントに入り、厳しい戦いは続く。指揮官は「今日は選手が本当に頑張ってくれたので喜んで。一戦必勝なので、次練習する時には切り替えて来てくれるはず。次からはミスも見逃してくれない。トーナメントを見た瞬間から厳しいとは思っていたけど、勝ってこそ東京のチャンピオン」と表情を引き締めた。

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