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元鉄道マン・深沢大和、初代表切符確実に 東急異例の“プロ”スイマー「4年後ではなく、この1年で結果を」

スポーツ報知 / 2024年10月20日 19時7分

競泳の日本短水路選手権で力泳する深沢大和(カメラ・大谷 翔太)

◆競泳 ▽日本短水路選手権 最終日(20日、東京アクアティクスセンター)

 25メートルで争う日本選手権は男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、深沢大和(東急)が2分2秒97で優勝。12月の世界短水路選手権(ブダペスト)の代表権を確実にし、自身初の世界選手権切符をつかんだ。「今の世界のトップと戦いたいと思っていた。その切符を手に入れて、すごくうれしい」と表情は控えめに喜んだ。

 “元鉄道マン”が、現役復帰早々に結果を出した。昨年、総合職採用で東急に入社し、駅員研修なども積んだ深沢。今夏のパリ五輪代表を目指し、昨秋から今春までは期限つきで競泳に注力する活動を認められていたが、選考会では落選した。会社との約束通り、一時は引退。春から人事部で新入社員研修を行うなど働いていたが、上司との面談などで競技続行を応援され、奮起した。7月から、東急では前例のない“プロスイマー”としての活動が認められ、競泳漬けの生活。「水泳が仕事」となり、さっそく世界短水路の切符をつかんだ。

 この日も上司が応援にかけつけるなど、全面バックアップを受ける深沢。会社とは、年度ごとに競技成績などを考慮して、その後の方針を決める約束という。「好きなことでお金がもらえるというのは、すごく幸せなこと」と語る一方、結果への責任も負う。「4年後(ロス五輪)じゃなくて、この1年で結果を出したい。いい感じの焦りがある」と自覚する。

 目先の目標は、世界短水路での優勝。「1個1個の試合で結果を出して、会社にもアピールしないといけない。出る試合は、全部勝つつもりでやりたい」と意気込む。1年1年の積み重ねが、28年ロス五輪につながる。深沢は「毎年、頑張りたい」と表情を引き締めた。

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