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【高校野球】東洋大姫路・阪下漣が7球団スカウトの前で4安打完封!センバツ最多42度出場の龍谷大平安を圧倒

スポーツ報知 / 2024年10月21日 5時0分

東洋大姫路先発投手の阪下漣 (カメラ・馬場 秀則)

◆秋季地区大会▽1回戦 東洋大姫路9-0龍谷大平安=7回コールド=(20日・ほっともっとフィールド神戸)

 来春のセンバツ(25年3月18日開幕・甲子園)出場校選考の重要な参考資料となる秋季近畿大会は1回戦3試合が行われ、東洋大姫路(兵庫1位)が、センバツ最多42度の出場を誇る龍谷大平安(京都2位)に7回コールド勝ちした。最速147キロ右腕の阪下漣(2年)が、7球団のNPBスカウトの前で4安打完封。市和歌山(和歌山3位)は三田学園(兵庫3位)を、立命館宇治(京都1位)は奈良(奈良2位)を破り、それぞれ準々決勝に駒を進めた。

 甲子園優勝経験校同士の名門対決を、阪下が支配した。「普段通りやっていれば、かなわない相手ではないと自信もあった」。春夏計76度の甲子園出場を誇る龍谷大平安を7回4安打7奪三振で0封。3年ぶりのセンバツ出場に大きく前進した。

 初回に4番・木村颯太一塁手(2年)の2点三塁打などで5点のリードをもらい、向かった近畿大会初マウンド。直球の制球に苦しむ中、磨いてきた変化球に救われた。「真っすぐが入らなかった分、カットボールで挽回できた」。3回に連打で2死一、三塁とされたが、立ち直った4回以降は、わずか1安打で二塁を踏ませない好投。巨人・岸スカウトは「一番は制球力。バランスのいいフォームで、投げ切る体力も魅力。来年もしっかり追いかけたい」と評価した。

 秋季地区大会1回戦で右手首を故障。復帰までの間、動画でプロの投手の球筋を研究した。「軌道が合えば、空振りも絶対取れると思うので」。カットボールは足の使い方などに共通点の多い西武・高橋光成を参考にし、精度が上昇。その一方、県準決勝・神戸国際大付戦では147キロをマークし、「変化球が苦手で真っすぐの方が得意だったけど、秋を通して両方自信が付けられた」と手応えを得た。

 19年夏の甲子園で履正社を初優勝に導いた岡田龍生監督(63)は常々、チームには大エースが必要だと強調してきた。「あまりプレッシャーは感じてなくて、それだけ期待されてるのはすごくうれしい。やってやるぞっていう気持ちがあります」と右腕。今夏は準決勝で明石商に敗れ、聖地出場のチャンスは残り2度。「(甲子園は)高校生ならではの夢の舞台。次勝って確定させたい」と決意を新たにした。(瀬川 楓花)

 ◆阪下 漣(さかした・れん)2007年7月5日、兵庫・西宮市生まれ。17歳。浜脇タイガースで野球を始め、浜脇中では西宮ボーイズに所属。東洋大姫路では1年春からベンチ入り。最速は147キロ。遠投100メートル。183センチ、86キロ。右投右打。

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