「矢野・兵動」の兵動大樹、ピーコさんを追悼「優しさと面白さをもったピーコさんが大好きでした」

兵動大樹

　双子のタレント「おすぎとピーコ」の兄で、ファッション評論家として活躍したピーコ（本名・杉浦克昭＝すぎうら・かつあき）さんが９月３日、敗血症による多臓器不全のため、神奈川県内の病院で死去していたことが２０日、分かった。７９歳だった。訃報を受け、お笑いコンビ「矢野・兵動」の兵動大樹が追悼のコメントを発表した。

　ピーコさんと兵藤は、２１年６月まで１０年間、関西テレビの情報番組「ピーコ＆兵動のピーチケパーチケ」で共演していた。兵藤は「番組で長い間ご一緒させて頂き、たくさんの事を勉強させて頂きました。僕がしょうもない事でボケても『あんたは、本当にバカね！』と怒鳴りながら笑顔でゲラゲラ笑ってくれてた事を思い出します」と振り返った。

　真摯（しんし）に兵藤の話を聞いていたことも明かし、「僕の生い立ちなどをお話ししてたら涙を流して聞いてくれて『大変だったね』と言うてくれはったり、年末の忘年会でお酒が入ると僕の手を思いっきり噛んできたり、僕にＳサイズのＴシャツをプレゼントしてくれたり、ちょっと元気なかったらすぐに『あんた体調は大丈夫なの？』と心配して首を揉んでくれたりと優しさと面白さをもったピーコさんが大好きでした」と回顧した。

　その上で「僕は、まだこちらでバカな事やってから行きますので、そちらに行った時は、また怒鳴ってください！　本当に幸せで楽しい時間をありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします」と追悼した。