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【高校野球】北海の長南凜汰郎捕手が値千金の決勝適時打…秋季全道高校野球大会準々決勝

スポーツ報知 / 2024年10月21日 7時51分

1回に先制打を放ち勝利に導いた北海・長南(カメラ・島山 知房)

◆第77回秋季全道高校野球大会 ▽準々決勝 北海1―0釧路江南(19日・プレド)

 準々決勝4試合が行われた。昨年優勝の北海は、3番・長南凜汰郎捕手(1年)が決勝打を放ち、釧路江南を下した。東海大札幌、駒大苫小牧も4強に駒を進めた。準決勝2試合は23日に行われる。

 北海・長南が値千金の一打を放った。1回1死三塁。スクイズを決めきることができず「ミスしても自分が勝たせるという気持ちを持って次の球を狙った」。気持ちを切り替え、外角スライダーをしぶとく右前へ運んで決勝点をたたき出した。

 新チームの正捕手候補がけがをしたこともあり、強肩と明るさを買われて6月下旬に捕手に転向。引退した3年生から全体練習後にブロッキングなどを教わり、短期間で技術を磨いてきた。甲子園出場を目指して茨城県から入学した背番号2は「しっかり守り勝って、また自分が決めてやるという気持ちで臨みたい」。初々しい笑みを浮かべながら、準決勝への意気込みを口にした。

 ○…東海大札幌はクラークに3-1。4番・太田勝馬一塁手(2年)が2安打3打点で全得点を演出した。1回に犠飛、3回に左前適時打。1点差に迫られた7回は、再び2点差に突き放す適時二塁打を左翼線に放った。双子の兄・勝心(まさむね)中堅手とともに主力を担うが、2回戦まで7打数1安打。苦しんでいた背番号3は「みんなに助けられてばかりだった。今日は自分が打って助ける気持ちでやりました」と胸をなで下ろした。

 ○…駒大苫小牧は札幌南に8-1(7回コールド)。台湾からの留学生、許少斉投手(きょ・しょうき、2年)が6回2/31失点と好投し、6年ぶりの準決勝進出に貢献した。サイドから120キロ台後半の直球とスライダーで凡打の山を築き「(ドームの)マウンドは投げてて気持ち良かった」。家族が見守る前で好調札幌南打線を抑えた。日本ハム・伊藤大海投手らが背負った“出世番号”の15番を背負う右腕は「責任がある。甲子園で投げたい」と力を込めた。

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