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夏季五輪日本人最長6大会連続出場のアーチェリー古川高晴、長男に引退伝えると… 東京五輪後2児のパパに

スポーツ報知 / 2024年10月21日 18時47分

引退を表明した古川高晴(カメラ・森脇 瑠香)

 夏季五輪日本人最長6大会連続出場のアーチェリー男子・古川高晴(近大職)が、25日から開催される全日本ターゲットアーチェリー選手権大会をもって現役引退することを21日、発表した。

 近大で会見した古川は「引退の大きな理由は後輩に(日本代表の)道を譲る。指導者の勉強をすること。指導者として第二のアーチェリー人生にいい年齢」と、40歳での決断について説明。今後は近大洋弓部のコーチとして残り、監督になるために勉強に励むという。

 昨夏に引退を決断。食事からメンタル面のケアまで、常に寄り添い支えてもらった夫人には「結果に関わらず前を向ける言葉をかけてくれた」と感謝した。個人、団体ともに銅メダルを獲得した東京五輪後には息子2人が生まれ、父親となった。「子どもたちに『お父さん頑張ったよ』と、いいお父さんを見せられるように、練習を頑張ろうとモチベーションになってくれた」と振り返った。

 子どもには20日に引退することを伝えたという。「(長男には)『じゃあ、ずっと遊べるの?』と言われました(笑い)。子どもはずっと近くにいたいんだなと。でも、お仕事あるよと。アーチェリーを教えるのが仕事になるんだよと教えたので、分かってくれたと思う」と家族との会話を明かし、優しい笑みを浮かべた。

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