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虎レジェンド超え!ドラ1確実の明大・宗山塁が東京六大学通算安打歴代8位タイ 2安打も敗戦「もう負けられない」

スポーツ報知 / 2024年10月22日 6時50分

8回無死、右前に安打を放った明大・宗山(カメラ・池内 雅彦)

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第6週第3日▽明大0-2早大(21日・神宮)

 ともに勝ち点3で並ぶ早大と明大の頂上決戦は、早大が2―0で勝利。2勝1分けで勝ち点4とし、2季連続48度目の優勝に王手をかけた。11月2日からの明法戦で明大が1敗するか、同9日からの早慶戦で早大が1勝すれば、連覇が決まる。24日のドラフト会議で1位指名が確実な明大・宗山塁遊撃手(4年)は2安打でリーグ通算116安打とし、同115安打の早大・鳥谷敬(元阪神)を抜いて歴代8位タイに浮上した。

 創設99年を迎える東京六大学野球の歴史に、その名を刻んだ。2安打を放ち、“鳥谷超え”の通算116安打。しかし宗山の胸中は、悔しさで満ちあふれていた。「1打席目で先制点を取りたかった。そっちの思いの方が大きいです」。初回1死二塁の好機で右飛に倒れ、先制点を呼び込めなかったことを悔やんだ。

 勝って1勝1敗1分けに持ち込み、4回戦を総力戦でモノにする―。主将として意気込み、戦場に向かったが、中1日で先発した早大の3年生エース・伊藤樹に8回無失点と封じられた。6回先頭は二塁内野安打、8回先頭は右前安打で出塁したが、本塁は遠かった。11月2日からの法大戦で1敗すれば、早大のVが決まる。「もう負けられない。勝負どころの一本にこだわりたい」と前を向いた。

 24日のドラフト会議での競合は必至な情勢だ。「この日のためにやってきたと言っても過言ではないぐらい、大事な日。一番いい評価をしてもらいたい気持ちはある」と宗山。運命の赤い糸はどの球団か。次なる戦いへ鍛錬を重ね、その瞬間を待つ。(加藤 弘士)

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