【大学野球】早大の３年生エース・伊藤樹が明大を８回ゼロ封で６勝目 小宮山悟監督「１１番が似合ってきた」

明大打線を８回無失点に抑えた早大・伊藤樹（カメラ・池内　雅彦）

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第６週第３日▽早大２－０明大（２１日・神宮）

　ともに勝ち点３で並ぶ早大と明大の頂上決戦は、早大が２－０で勝利。２勝１分けで勝ち点４とし、２季連続４８度目の優勝に王手をかけた。第８週の明法戦で明大が１敗するか、第９週の早慶戦で早大が１勝すれば、早大の連覇が決まる。

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　早大の３年生エース・伊藤樹＝仙台育英＝が中１日の先発で８回を７安打無失点。今季負けなしの６勝目を挙げ、防御率も１・１９でリーグトップに立った。

　回の先頭で５度の出塁を許したが、持ち味の制球力と切れ味鋭い変化球で、決定打を与えなかった。

　「しっかりと集中して投げられた結果。中１日で難しい試合になると思っていた。走者を背負いながら、ゼロで抑えられたことは良かった。チームがしっかりと守ってくれて、打ってくれたので、こういう試合になったと思う」

　小宮山悟監督（５９）も「非常にチームの士気が高まるマウンドさばきだった。あらためて１１番が似合ってきたなと思っています」と称賛した。エースは１１月９日からの早慶戦へ「連勝して、完全優勝で秋を終わりたい気持ちがすごくある。気を緩ませることなく２週間、しっかり準備して迎えたい」と意気揚々。実りの秋、最終週まで完走する。（加藤　弘士）