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【大学野球】早大・小宮山悟監督も太鼓判「扇の要を任せていい選手」ドラフト候補の主将・印出太一がこだわる「勝てる捕手」

スポーツ報知 / 2024年10月21日 21時50分

明大から勝ち点を奪いポーズをとる早大の(左から)山県秀、伊藤樹、印出太一(カメラ・池内 雅彦)

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第6週第3日▽早大2-0明大(21日・神宮)

 ともに勝ち点3で並ぶ早大と明大の頂上決戦は、早大が2-0で勝利。2勝1分けで勝ち点4とし、2季連続48度目の優勝に王手をかけた。第8週の明法戦で明大が1敗するか、第9週の早慶戦で早大が1勝すれば、早大の連覇が決まる。

 * * *

 打っては1点リードの4回先頭、中前安打で追加点の起点となり、守りでは好リードで明大打線に得点を許さなかった。早大の主将・印出太一捕手(4年=中京大中京)は大仕事を終え、充実の表情で言った。

 「こういう展開の試合になるのは、このカードが始まる前から分かっていた。相手も多彩な投手がいる中で、どうやって打ち崩していくか、いかにいい打者を抑えていくか、入念に入念に準備してきた結果がきょう、最後にこういった形で表れたかなと思います」

 キャプテンとして勝てるチームを目指し、この春、優勝に導いた。集大成の秋。明大に2勝1分けと勝ちきった。プロ志望届を提出した中、10月24日のドラフト会議を迎える。

 「今までの早稲田の負け癖というか、ここ一番で勝ちきれないところがずっとチームの課題だった。勝てるキャッチャーが一番いいキャッチャーだと、自分は思っている。勝つために、もちろんバットの方でもしっかり準備をして、勝てるキャッチャーであることを証明するのが、すごく大事かなと思いました」

 プロの世界を熟知する小宮山悟監督(59)も、捕手としての将来性に太鼓判を押した。

 「細かなところまで考えて、視野の広さも含めて抜群のキャプテンシーもありますし、扇の要にはうってつけだと思っています。メンタルも含めて彼のリーダーシップを評価してもらえるのであれば、扇の要を任せていい選手だと思っています」

 最終学年。1つ1つ白星を積み重ね、強いワセダをよみがえらせてきた。印出の頼もしいその背中を、見ている人はきっといるはずだ。

 「野球を始めた頃からの夢というか、一つの目標になったところ。待つだけという感じなんですが、信じたいと思っています」

 最終週の早慶戦へ牙を研ぎながら、運命の瞬間を迎える。(加藤 弘士)

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