自転車・佐藤水菜「アルカンシェルをすごく着たかった」世界一の称号まとい充実…世界選手権日本勢初の金&銅メダル
スポーツ報知 / 2024年10月22日 12時1分
自転車トラック世界選手権日本代表が22日、開催地のデンマークから羽田空港着の航空機で帰国した。
日本勢初のタイトルとなった女子ケイリン、日本初の表彰台を飾った女子スプリントでは銅メダルをつかんだ佐藤水菜(日本競輪選手会)は「(山崎賢人、窪木一茂の優勝)この流れを自分もつなげたいと思って臨み、スプリントで銅メダルを獲得できた。でもアルカンシェル(世界一の称号を手にした選手に授与されるジャージー)をすごく着たいと思って、4回目の世界選手権だったので、すごくうれしかったです」と充実の表情を見せた。
ケイリンは悲願だった。日本発祥で期待も高い種目。「自分の力を出せずに終わることがあって、ケイリンを走ることが怖い部分もあった」と明かした。21、22年大会は銀メダル。初の金メダル獲得に期待が懸かった今夏のパリ五輪では、準々決勝で5着に終わって敗退。今回に懸ける思いは強かった。「(銀メダルの年は)意気込んでいたけど、空回りしていたのが強く残っていた。1レースに集中して、1レースで結果を出すことに集中した。最後に一番いいパフォーマンスができた」と胸を張った。
男子スクラッチで日本勢初の金メダルを獲得した窪木一茂(日本競輪選手会)は「16歳で自転車を始めた頃からの目標だった。山崎選手が前のレースで優勝してくれて、感極まっていた状態で優勝させてもらった。中距離でのメダルは自分だけの喜びではない。(21年)東京五輪で梶原(悠未)選手が(オムニアムで)銀メダルを取ったことも、全てつながって金メダルを取れた。これから世界を目指す選手に向けてもいい影響を与えられたと思う。いろんな意味がある優勝」と快挙をかみ締めた。
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