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三浦佳生、ボクシングの那須川天心に薫陶受け「気持ちでしょ」と左太もも痛乗り越えスケートアメリカで銅メダル獲得

スポーツ報知 / 2024年10月22日 18時38分

フィギュアスケートのGPシリーズ第1戦、スケートアメリカから帰国した(左から)樋口新葉、三浦佳生、渡辺倫果(カメラ・大谷翔太)

 フィギュアスケート男子で、グランプリシリーズ第1戦のスケートアメリカで銅メダルを獲得した三浦佳生(オリエンタルバイオ/明大)が22日、羽田空港に帰国した。左太ももに痛みを抱えながらつかんだ表彰台に「ちょっと悔しい気持ちと、でも自分ができることはやり切ったという気持ちがある」と、心境を語った。

 ショートプログラムは2位発進で、フリー3位の合計278・67点。「ある意味、気合いだけで乗り切った試合」と、得点源のジャンプに全集中。2種類の4回転3本を降り、全7本をミスなくまとめた。痛みを抱えながらの演技だったが「もう、関係ないっしょ。気持ちでしょ、と。割り切りですね」と三浦。キック時代からファンという、プロボクシングでWBOアジアパシフィック・バンタム級王者の那須川天心(帝拳)に薫陶を受け、意地の滑りを見せた。

 次戦はNHK杯(11月、東京)に出場予定。22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)も出場する。「本来なら優勝したい。でも、相手が鍵山選手。勝率は10%未満」という三浦。目指すGPファイナル出場へ、「戦うレベルに行くんじゃなくて、勝てるかどうかなので。僕もあとがない。ピーキングを合わせて、優勝する気持ちでいきたい」と気合いを入れた。

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