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「魔球」チェンジアップ操る172センチのドクターK…ドラフト逸材紹介

スポーツ報知 / 2024年10月23日 6時0分

ドラフトで注目が集まるセガサミー・荘司

 24日にプロ野球のドラフト会議が行われる。スポーツ報知では「本紙選定 個性派ドラフト候Ho!」と題して“推し”選手を取り上げる。第4回は、身長172センチながら真上から力強いストレートを投げ込むセガサミーのサウスポー・荘司宏太投手(24)。魔球とも呼ばれるチェンジアップを操り、抜群の奪三振率を誇る。

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 右手にはめたグラブを高く上げ、連動するように真上に持ってきた左腕を力強く振り下ろす。身長172センチの体を目いっぱい大きく使った荘司の投球フォームは「ダイナミック」の一語だ。

 最速150キロという数字以上にストレートに力があり、チェンジアップの落差も大きい。「1、2イニングの中継ぎが多いので、自分に求められているものは三振だと思っています」と荘司は話す。東京ガスの補強選手として出場した夏の都市対抗では2試合に登板し、計4回無失点。打者15人から5三振を奪った。

 「直球、チェンジアップのどちらも空振りが取れる」と担当スカウトの評価は一致する。チェンジアップに関しては「魔球」という声も。荘司は「9イニング投げたとして、27個のアウトのうち20個は三振で取る。それを目標にしています」と驚異の数字を口にした。

 3月のJABA東京大会までは、ほぼ無名の存在。「昨年はストライク率が悪く球速、球威も全然でした。メンバー外でネット裏からビデオを撮る役割だったので、やはり試合で投げたいなと…」。下半身、肩回りのトレーニングを強化することで体重が85キロから90キロ前後に増え、打者の手元で伸びる直球を身に付けた。

 山梨・駿台甲府の3年時にプロ志望届を提出したが、指名されることはなかった。国士舘大では故障のため実績を残せず、提出は断念した。「諦められない夢です」と荘司はプロへの熱い思いを明かす。短いイニングを力で抑える中継ぎ投手の需要は高い。6年の時を経て素質を開花させた個性派サウスポーは“夢の扉”に手をかけている。(浜木 俊介)

 ◆荘司 宏太(しょうじ・こうた)2000年5月22日、東京都生まれ。24歳。駿台甲府では2年秋から背番号1。3年夏は初戦で甲府工に敗れる。国士舘大に進み、1年春からリーグ戦(東都2部)に登板する。昨年、セガサミーに入社し、都市対抗で1試合登板。今年は東京ガスの補強選手として出場した。172センチ、88キロ。左投左打。

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