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「先発としてルーチン学びたい」巨人ドラ1指名から1年、22歳右腕がプエルトリコで武者修行へ

スポーツ報知 / 2024年10月25日 7時0分

ジャイアンツ球場でキャッチボールに励む西舘(カメラ・岡野 将大)

 巨人・西舘勇陽投手(22)が24日、昨年のドラフト会議からの1年を振り返った。中継ぎ、先発として貴重な経験を積んだ中、シーズンを戦い抜く体力を課題に挙げた。今秋にはプエルトリコのウィンターリーグ(WL)に参加予定。「先発ルーチンの確立」と「挑戦」をテーマに掲げ、異国で進化を図る。

 胸を熱くした体験を西舘は思い返していた。運命のドラフト会議から約1年。「自分の人生が決まるので、ワクワクというより緊張でしたね」と、昨年10月26日を回想。日本ハム・新庄監督との抽選の末に、阿部監督が引き当てプロの道が開かれた。「阿部監督のガッツポーズを見て、自分を当てて喜んでくれるのはうれしかった」と感慨に浸った。

 貴重な時間を過ごした1年だった。「(1年目は)早かった。先発、中継ぎと、いろいろ経験させていただいたのが一番です」。今季は主に救援で28登板して1勝3敗1セーブ20ホールド、防御率3・82。序盤はセットアッパーを担い、夏場からは先発に挑戦した。「学生と違って1年ずっとやる難しさがあった。知らない間に疲れがたまったりした」。大学時代は春と秋のリーグ戦が中心だった中、コンディション維持に苦労。シーズンを駆け抜ける体力を来季への宿題とした。

 今秋は異国で野球漬けの日々を過ごす。プエルトリコのWLに参加。所属球団はカングレヘーロス・デ・サントゥルセで、11月4日に出発して12月24日に帰国予定だ。同リーグはドミニカ共和国、ベネズエラ、メキシコとともに4大WLとされ、メジャーリーガーやメジャー予備軍も参加する。「楽しめればいいんだけど、クビもあるので頑張りたい」。競争を勝ち抜かなければ出場機会も得られないハイレベルな環境で腕を磨く。

 武者修行のテーマは「先発ルーチンの確立」と「挑戦」。先発投手の役割を担う予定で「先発として調整やルーチンを学びたい。変化球などもいろいろ試していきたい」。フォークやカーブなどの変化球の改良にもチャレンジする。異国でもまれ、来季の飛躍へつなげる。(宮内 孝太)

 ◆西舘の1年 阿部監督は「大きく育てたい」との意向から、2月1日の春季キャンプ初日に先発で起用する方針を明言。先発として調整していたが、開幕直前の3月中旬に「空振りを取れるのは魅力的だよね」とリリーフ起用に方針転換。開幕から勝利の方程式の一角としてチームに貢献した。6月末に2軍に合流し、7月末から先発に再転向。8月23日の中日戦(東京D)では初先発も5回4失点で2軍に降格。リーグ優勝決定後の9月29日に再昇格した。

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