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【ドラフト】ヤマハ・宮崎竜成二塁手にロッテが2位指名「トリプルスリーとゴールデン・グラブを狙っていきたい」

スポーツ報知 / 2024年10月25日 6時30分

ロッテから2位指名を受け、ピアノの前でポーズを取るヤマハ・宮崎(カメラ・伊藤 明日香)

◆2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日)

 プロ野球・ドラフト会議が24日、都内で行われ、社会人野球のヤマハから宮崎竜成二塁手(23)がロッテに2位で指名された。走攻守そろった大卒2年目は「トリプルスリーと、ゴールデン・グラブを狙っていきたい」と決意表明した。

 ヤマハの宮崎はロッテから2位指名を受け「このような高い順位で選ばれるとは思っていなかった。びっくり」と笑顔を見せた。前日は就寝時間の午後10時に寝つけず、バットを振り込んだ後、午前0時頃に寝たという。「人生で一番緊張した。死ぬまで忘れられない一日になった」と胸をなで下ろした。

 ロッテの印象は「ベンチの盛り上がりがすごいチーム。若手の選手を試合に出して使っていく方針だと思っているので、1年目から活躍できるようになれれば」と意気込む。ロッテのスカウトからは、広角に長打が打てる打撃を含め、走攻守で評価を受けていたという。

 来季の目標については「まず1軍で1年間戦うこと」とキッパリ。ただ、それだけにはとどまらない。「トリプルスリーを狙って、まだまだ守備力があがると思うので、ゴールデン・グラブを狙っていきたい。(日本ハムの)伊藤大海投手のようにパ・リーグを代表するエース級のピッチャーと対戦したい」と腕をまくった。

 立命館大を経て、ヤマハに入社した大卒2年目だ。関西の社会人チームもあった中で、野球に専念するために静岡の地を選んだ。右肘クリーニング手術のリハビリにより、昨年こそ出場機会には恵まれなかった。だが、入社時は83キロだった体重を90キロまで増やすなど体づくりに専念。今季は「6番・二塁」でスタメンに定着した。申原直樹監督(45)は夢を勝ち取った宮崎に「スピード、パワーでプロ野球に通用すると思っている。どんなプレーヤーになるのか楽しみ」と優しいまなざしを向けた。

 現チームで最後の試合となる日本選手権(京セラドーム大阪)が29日から開幕する。1回戦は11月2日に明治安田(東京)と対戦するが「去年、都市対抗で準優勝してから初戦敗退が続いている。まず1勝を目指して、チームが勝つためにどんなプレーをすればいいのか考えたい」と意気込んでいた。(伊藤 明日香)

 ◆宮崎 竜成(みやざき・りゅうせい)2000年12月9日、徳島県生まれ。23歳。小学3年生から軟式野球を始め、中学はヤング徳島ホークスに所属。創志学園高(岡山)では2年春と3年夏に甲子園出場。立命館大に進学後、1年秋からベンチ入りし4年時は主将。卒業後、社会人野球のヤマハに入団。遠投110メートル。173センチ、90キロ。右投左打。母・千佳さんは1996年アトランタ五輪のソフトボール日本代表。

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