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大谷翔平が打てば勝つ、打たなければ負ける 重圧すら楽しむ野球少年が握る世界一の行方…WSを担当記者が「占う」

スポーツ報知 / 2024年10月26日 2時10分

◆米大リーグ ワールドシリーズ ドジャース―ヤンキース(24日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が世界一に挑むヤンキースとのワールドシリーズ(WS)は、ドジャースタジアムで25日(日本時間26日)午前9時8分に開幕する。両軍選手は24日(日本時間25日)、開幕前日の「メディアデー」に出席。大谷は念願の初出場となる大舞台、ヤ軍のA・ジャッジ外野手(32)と相まみえる“世紀の決戦”に向け、約23分間の会見で決意を語り尽くした。現場の大混雑ぶりを安藤宏太記者が「占った」。

 * * * *

 ついに大谷がWSの舞台に立つ。言うまでもなく大谷VSジャッジの注目度が高いが、勝負の行方は大谷にかかっているといっても過言ではない。

 ここまでのポストシーズン(PS)は全11試合にフル出場。チームは7勝4敗で勝ち上がったが、大谷が打点を挙げた試合では6戦無敗、打点なしの試合は1勝4敗と明暗がハッキリと分かれている。PSでの打率は2割8分6厘ながら、得点圏打率は6割6分7厘、走者ありで6割1分5厘。無類の勝負強さを見せている。好機で打ち続けることができるかが、カギになるはずだ。

 大谷が打てば球場の雰囲気が一変する。普段はクールな大谷が、9月以降は感情をむき出しにして喜びを爆発させることも多く、彼がもたらす得点は、チームに勢いを生み出す。

 PS開幕前日だった4日。大谷は初のPSへ「こういう舞台でプレーしたいという思いでやってきた。そこが一番楽しみというのが大きい」と思いを口にしていた。ベンチでもこれまで以上に野球少年のように目を輝かせて戦況を見つめている。打てば勝つ、打たなければ負ける。そんな重圧すらも楽しんで、吹き飛ばしそうだ。(メジャー担当・安藤 宏太)

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