大谷翔平、キャッチャーミットで右肘手術後最長８０メートル大遠投 ＷＳ第１戦直前に超ハイテンションで…

◆米大リーグ・ワールドシリーズ第１戦　ドジャース―ヤンキース（２５日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２５日（日本時間２６日）、４戦先勝のワールドシリーズ（ＷＳ）第１戦、本拠地・ヤンキース戦に「１番・ＤＨ」で先発出場する。ＷＳでは０９年に自軍を世界一に導く３発でＭＶＰに輝いた松井秀喜（ヤンキース）以来、日本人２人目の本塁打に大きな期待がかかる。

　投手リハビリのキャッチボールのため、試合前に三塁ベンチからグラウンドに姿を現した大谷は徐々に距離を伸ばしていき、センター右のフェンス付近から左翼ポール際まで大遠投。報道陣の前では昨年９月の右肘手術後最長となる約８０メートルの距離で投じた。左手にはいつもの投手用グラブでなくニューバランス社のロゴが入ったオレンジ色のキャッチャーミットをはめていた。最後は捕手を座らせ、平地で投球練習を行った。

　自身初出場となるＷＳ第１戦の直前。キャッチボールが終わると白球をは客席に投げ入れるファンサービスを見せた。ここまでは普段もある光景だったが、大舞台に向けてさすがに気持ちが高ぶっているのか、投げ入れる前に右を向き、左を向き、右を向き…と４度もフェイントをかけ、ファンを喜ばせた。なかなか見られない“超ハイテンション”だった。