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【高校野球】帝京三が初戦敗退 東農大二にコールド負け 大牧大輔監督「思い切り傷ついて、プラスに」…秋季関東大会

スポーツ報知 / 2024年10月26日 15時52分

ベンチに引き揚げる帝京三の選手たち

◆秋季高校野球関東大会1回戦 東農大二 10―3 帝京三=7回コールド=(26日・等々力球場)

 2年連続5度目出場の帝京三(山梨2位)は1回戦で東農大二(群馬2位)に3―10(7回コールド)で敗れた。初回に3番・堀間大和中堅手(2年)から始まる3連続安打で一挙に3得点したが、3―3で迎えた4回に勝ち越され、その後は流れを変えられなかった。

 エース左腕・小田真(2年)は敗戦後、涙が止まらなかった。山梨県大会での連戦で股関節を痛めていたため、この日は3―5で迎えた4回途中から3番手で登板。だが、スライダーを始めとした得意の変化球が決まらず、まさかの5失点でKOされた。

 県大会は準決勝までの4試合中3試合は1点差で、接戦を制して関東切符をつかんだ。東農大二との対戦が決まってからは、184センチの相手エース、右腕・山田琉聖(2年)対策として高い位置からの投球に慣れる練習を積んできたが、安打数は、5にとどまった。阿武正人主将(2年)は「絶対に2つ勝つつもりで緊張はしなかったが、踏ん張りきれなかった」と唇をかんだ。

 この日、継投した4投手陣をリードした1番・船脊海翔(2年)は「最後まで明るく、相手に引っ付いていこうと思ったが、(逆転された)1点の重みが大きかった。この負けを重く受け止めたい」と話した。

 ナインがうなだれて引き上げる中で、大牧大輔監督は「思い切り傷ついて、それをプラスにできれば」と選手たちの奮起に期待した。

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