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ラグビー王国の壁痛感…早大の20歳FB・矢崎由高「勝ちに貢献できる選手になって戻ってきたい」

スポーツ報知 / 2024年10月27日 6時0分

後半、マッケンジー(右)のタックルを受けながらサイドを駆け上がる矢崎由高(カメラ・小林 泰斗)

◆ラグビー▽リポビタンDチャレンジカップ2024 ニュージーランド64―19日本(26日、日産スタジアム)

 世界ランク14位の日本は、同3位のニュージーランドに19―64で敗戦。昨年のW杯準優勝のオールブラックスに10トライを献上し、これで対戦成績は8戦全敗となった。前半5分にWTBナイカブラ(BL東京)が先制トライを挙げるなど序盤は渡り合ったが、同22分のトライ取り消しから生まれた動揺の隙をつかれて、一気に突き放された。11月は欧州遠征を控える日本。若手中心の代表の課題を突きつけられた一戦となった。

 王国の力を見せつけられた。日本はオールブラックスに19―64で完敗。「やっぱり世界の壁は高かった」と唇をかんだのは、20歳のFB矢崎。後半27分、ハーフライン付近から自慢の快足を飛ばしたが、相手SOマッケンジーに止められた。「取り切れないのが現状」と、悔しさをにじませた。

 一瞬の心の隙を突かれた。前半5分に先制。12―14の同22分、ロックのディアンズがこぼれたボールを拾い約60メートルを独走したが、直前の反則で逆転トライが取り消された。ディアンズが「落ち込んでいた」と言う直後にスクラムから展開され、相手が追加点。怒とうの5連続トライを許し、一気に12―43と離された。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)は「感情面で対応できなかった」と指摘。経験値の浅いチームの課題が露呈した。

 歴史を変えると臨んだNZ戦。序盤20分間は渡り合ったが、一度失った流れは取り戻せず。指揮官は「早く学ぶことが早急の課題」と語った。8強以上を目指す27年W杯に向け、1試合も経験は無駄にできない。チームは今後欧州遠征を控える中、所属の早大に戻って活動する矢崎。「勝ちに貢献できる選手になって戻ってきたい」と、悲壮な覚悟を胸に引き揚げた。(大谷 翔太)

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