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ブライトン2―2痛恨ドロー! 三笘「甘さが出た」 後半アディショナル3分に同点に追いつかれた

スポーツ報知 / 2024年10月27日 5時20分

◆プレミアリーグ第9節 ブライトン2―2ウルバーハンプトン(26日、英国・ブライトン=ファルマー・スタジアム)

 英国ではプレミアリーグの第9節が前日に引き続き5試合行われ、日本代表MF三笘薫(27)が所属するブライトンは、ホームで今季不調の最下位に沈むウルバーハンプトンと対戦。前日にノッティンガム・フォレストがレスターを破って、ブライトンを抜いて5位に躍進。勝ち点「1」差の6位で、ブライトンとしてはホームで是が非にでも勝利が欲しい試合。代表戦直後となった前節のニューカッスル戦は今季初めて先発を外れた三笘だったが、この試合では定位置の1・5列目左サイドで先発復帰した。

 後半、1点差を追うウルバーハンプトンが必死の押し上げを見せたが、試合終盤の同40分に途中出場した20歳のアイルランド代表FWファーガソンが右足を振り抜き、2点目を追加。2―0として誰もがブライトンの勝利を確信した。

 ところがこの3分後にコーナーキックからスクランブル。この混乱の中、ウルバーハンプトンの左ウイングバック、アイト=ヌーリがブライトンPA内で左足を振り抜き2―1の1点差に詰め寄る。

 それでもヒュルッツラー監督はこの1分後の後半44分に三笘にもサブを送り、逃げ切りを計った。

 

 しかし後半アディショナルタイム3分、悪夢のような同点劇が起こった。起点はブライトンの3点目が確実と思われたチャンス。カウンターで4対1の態勢となって、右サイドをドリブルで駆け上がったウィーファーがクロスを放つ。

 ところがこのパスがたった一人でウルバーハンプトンの最終ラインを守ったドイルの足元へ。敵から思わぬパスをもらったドイルは、ここから右サイドを走ったクーニャへ40メートルのロングボールを放った。

 するとクーニャがブライトンPA内右サイドに侵入し、右足を鋭く振ってゴール。ウルバーハンプトンが試合も大詰めの5分間で2点を奪って、2―2の同点に追いついた。

 最後に大荒れとなった試合はこのまま2-2で終了。勝っていれば暫定でアーセナルを抜いて、ブライトンが欧州CL出場権内の4位に進出していた。試合終了後、ベンチを出た日本代表MFは頭もかきむしながらピッチを歩いた。

 こうなると、前半に放った3本のシュートのうち、1つだけでも決めていたらという思いも残る。しかし三笘は「いい形で打てていないということがある」と淡々と一言。けれども悪夢の同点劇については「甘さが出た」と一言語ると、「チーム全員で試合の終わり方と身につけないといけない。若さも出ていると思いますし、統一感も集中力も欠けていたと思います」と続けて、土壇場で勝ち点3を逃した悔しさをにじませていた。

 この試合は悔しい引き分けに終わったが、来週はリーグ杯戦、リーグ戦で強敵リバプールとの2連戦がある。「(監督が変わって)より戦術的なチームになっていると思う。カウンターもありますし、つなぐこともできる。(対戦は)楽しみですが、カップ戦はホームで勝たなければならない。ここで勝てば勢いも出ると思います」と話して、まずは30日のリーグ杯の勝ち抜きを強く睨んでいた。

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