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北京五輪代表の中村直幹が2年ぶり優勝…葛西紀明は3位…スキージャンプ UHB杯

スポーツ報知 / 2024年10月27日 9時14分

紅葉の中で飛距離を伸ばした中村(カメラ・石井 睦)

◆スキージャンプ ◇UHB杯 (26日、札幌・大倉山ジャンプ競技場=HS137メートル、K点123メートル)

 男子は北京五輪代表の中村直幹(28)=フライングラボラトリー=が2回目に最長不倒距離の134・5メートルを飛んで逆転し、2年ぶりの優勝を決めた。二階堂蓮(23)=日本ビール=が2位、葛西紀明(52)=土屋ホーム=も3位で表彰台を占めた。女子は全日本選手権2冠の伊藤有希(30)=土屋ホーム=が253・5点の圧勝で2連覇した。

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 札幌出身の中村が、地元のジャンプ台に吹き荒れる不安定な風を味方につけた。1回目は空中で「体が突っ込みすぎた」ものの、ラッキーな向かい風をつかんで134メートルの2位。「うまく修正できた」という2回目は最長不倒の134・5メートルまで距離を伸ばし、逆転勝ちだ。

 昨季は2月のW杯札幌大会中にヘルニアを発症し、その後の試合を欠場。治療、リハビリなどで6月まではジャンプを飛べなかった。練習内容を見直して「体づくり」に重点を置き、腰に負担のかからない自転車をひたすらこぎ続けた。「どこまで感覚を取り戻せるか」という不安もあったが、雪上シーズンを前に復活を印象づけた。

 ドイツを練習拠点にして3年目。練習ではオーストリア代表と顔を合わせることも多く、「普通のことをやっていてもハイレベル」と昨季W杯個人総合王者のシュテファン・クラフト(31)からも刺激を受けている。この日は新しいビンディングもテストするなど、冬への準備は着々と進行中。プレ五輪シーズンの今季は、派遣が決まっているW杯序盤戦(11月22日開幕)からけがなしで走り抜く。

(石井 睦) 

 〇…色づく紅葉にとけこむように、鮮やかなオレンジ色のスーツで伊藤が大アーチを描いた。2回ともミスがあったというが「大倉山特有の向かい風に助けられた」と2位以下に40点以上の大差で圧勝。夏場から「やりたいことは分かっているのに近づけていない」とジレンマを抱えながらも、今月の全日本選手権2冠に続き3連勝とした。助走の滑りなどで試行錯誤しながら、「一つでも多くの材料を持って冬に向かいたい」と雪上戦を見据える。

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