日本Ｓ逃した「悔しさを侍で晴らせれば」シーズンフル稼働の巨人・戸郷翔征がプレミア１２へ意気込み

練習中に笑顔を見せる戸郷翔征（カメラ・相川　和寛）

　悔しさを力に変える。戸郷はＧ球場の室内練習場で国際球を使ってキャッチボール。「違和感もないですし、すぐなじめるかな」と感触を確かめた。２９日からの合宿に向け、「日本シリーズに行っていればキャンプに行ってないし、悔しいところですけど。その悔しさを多少でも、侍で晴らせればいい」と胸中を明かした。

　初めて代表入りする井上のサポートも約束した。１学年下の後輩は「不安です…」と弱音を連発。２２年に初めて代表入りした背番号２０は「いろいろな会話をすることが大事。大勢さんもいるし、僕もいるし、輪に入れてあげたい」と笑顔でアドバイスを送った。今季は２６登板、１８０イニングで１２勝８敗、防御率１・９５とフル回転。辞退する選手も続出している中、「疲れも見えてくると思うけど、ラスト、ひと踏ん張りしたい」と誓った。