【ＤｅＮＡ】高卒２年目の松尾汐恩 初出場の日本シリーズで初打席初球を初安打「思い切って持っている力を出そうとした」

５回１死一塁、左翼線に二塁打を放つ松尾汐恩（カメラ・今成　良輔）

◆ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２４　第２戦　ＤｅＮＡ３―６ソフトバンク（２７日・横浜）

　高卒２年目のＤｅＮＡ・松尾汐恩捕手が日本シリーズ初打席初球で初安打を記録し、反撃ムードを作った。６点差の５回１死一塁、代打で登場。パ・リーグ最優秀防御率の左腕モイネロの内角１５０キロを「思い切って持っている力を出そうとした」と思い切り引っ張ると、三塁線を破る二塁打となった。二、三塁の好機を演出し、続く桑原の左中間二塁打で２点を返した。

　阪神とのＣＳ第１ステージ第２戦でも８回に代打で初出場し、初球を左前安打。短期決戦で結果を出し「いつ出てもいいように常に準備ができている」とキッパリ。強気な言葉通り、積極的な姿勢で結果を出した。

　　６回からはマスクをかぶり救援陣を無失点リード。将来の正捕手候補と目される２０歳の奮闘に、三浦監督は「松尾も初球から積極的に振ってくれるのは勢いをもたらしてくれる。ベテラン、若手関係無く、全員、出た選手が思い切ってプレーできるように、力に変えないといけない」と、うなずいた。