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ヤンキースのブーン監督「大丈夫であって欲しかった」左肩亜脱臼の大谷翔平先発起用を喜ぶ

スポーツ報知 / 2024年10月29日 7時1分

◆米大リーグ ワールドシリーズ第3戦 ヤンキース|ドジャース(28日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 ヤンキースのブーン監督は28日の試合前、第2戦で左肩を亜脱臼したドジャーズの大谷翔平投手が、「1番DH」での第3戦の先発に入ったのを受けて、紳士的な反応を示した。

 「正直なところ、彼が大丈夫であるように願っていた。あのように肩をかばいながらベンチに戻った姿をみたので。明らかに心配な状態だったが、彼がOKであって欲しいと思っていた」と、敵軍ながら、大谷の容態を心配していたと語った。

 「我々は、最強の選手と対峙(たいじ)し、戦いたいと願っている。そして、翔平は、最強の選手というものを体現している。だから、大丈夫であって欲しいと思ったんだ」

 WSの世界一の大舞台には、敵軍とはいえ、大谷の存在がふさわしい。球界にとっても、注目するファンにとっても、大谷の亜脱臼が深刻なものではなかったことは喜ばしい。

 「ここ(ヤンキースタジアム)に戻ってきて、エキサイトしている。ワールドシリーズの雰囲気が漂っているし、選手は準備ができている。第1戦は(逆転満塁サヨナラ弾)、第2戦は山本に好投されたが、きょうは打線のバランスを考えて、トレビノを先発に入れることが正しい日だと判断した」と、先発捕手を新人ウェルズから、ベテランに代えた起用を説明した。

 「相手先発のビューラーには、しっかりミスにつけ込んで対応したい。打線は、相手がストライクゾーンを広げてくるので、無理に振りに行かず、しっかり(ストライク)ゾーンを支配していけば、チャンスが出てくると思う」。本拠での第3戦で流れを変えたい。

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