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再入幕の尊富士「テッポウ一日1000回」で強化 3場所ぶりの幕内へ「何か爪痕を残せれば」

スポーツ報知 / 2024年10月29日 16時17分

報道陣の取材に応じる尊富士

 大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)で3場所ぶりの幕内復帰を果たした幕内・尊富士(伊勢ケ浜)が29日、福岡・太宰府市内の部屋宿舎で始動した。兄弟子の幕内・錦富士らとの申し合いで汗。自らのコンディションについて「全然(まだまだ)ですよ」としながらも、表情は明るかった。

 3月の春場所で110年ぶりの新入幕優勝の快挙を達成したが、14日目に負傷した右足首の回復が遅れ、5月の夏場所は全休を余儀なくされた。十両に転落した7月の名古屋場所も初日から休場していたが、8日目から途中出場。2連勝を飾ったが、場所前に痛めていた左胸の状態が悪化し、10日目から再休場となった。

 ただ9月の秋場所では、西十両11枚目で13勝2敗の成績を残し、自身2度目の十両優勝を飾った。一年納めの場所で幕内の座に返り咲いた。苦難を乗り越えての再入幕だが「そこで成長したというのはないです」とキッパリ。「何がいいか悪いかは、自分で理解できています。それを場所に持って行ければいいと思います」と冷静に語った。

 それでも再入幕の場所に向け、九州入り前の1週間ほど「テッポウを一日1000回やりました」と明かした。幕下以下の若い衆の頃から、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)に課されてきたことだといい、「(回数を重ねると)途中で楽しくなってくるんです。(東京の)部屋のテッポウ柱が恋しいですね」と冗談めかして笑わせた。こうした鍛錬の成果からか、公称は体重143キロだが、150キロ超に増量しているという。九州の土俵に向けて「何か爪痕を残せれば」と言葉に力を込めた。

 自らが新入幕Vの快挙を果たした翌場所には、大の里が初優勝。2場所連続で大銀杏(いちょう)の結えないちょんまげ力士が優勝を飾り、話題となった。そんな1学年下の怪物は今場所、新大関に昇進。尊富士は「すごいですよね。刺激にはなります」と称賛する一方で「相撲は誰と競い合うというより、自分自身との戦いだと思います」と持論。兄弟子の横綱・照ノ富士からは「早く三役に上がれ」と常に言われているといい、「横綱に言われたことをしっかり実現できる力士でありたいですね」と闘志を燃やした。

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