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琴桜、先場所8勝止まりの巻き返しへ泰然自若 新大関・大の里誕生も「自分は自分。シンプルに考える」

スポーツ報知 / 2024年10月31日 14時37分

王鵬(右)と激しい稽古をする琴桜(カメラ・三須 慶太)

 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が31日、大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)に向け、福岡市内の部屋宿舎で、出稽古に来た幕内・王鵬(大嶽)らと15番を取って全勝だった。力強い寄りなども目立ったが「ここからじゃないですか。(場所に向けての調整は)始まったばかりだし」と冷静に振り返った。

 先場所は8勝止まりで、連続2桁白星は5場所でストップ。大関4場所目で初めて10勝に届かなかった。夏巡業で腰痛を発症し、調整が遅れた影響もあったが、看板力士たる地位にいるだけに「出る以上は言い訳になりません。最低目標が勝ち越しなので(8勝で)いいなんて思ってない」と悔しそうに振り返った。

 大の里(二所ノ関)が新大関となり、今場所は豊昇龍(立浪)を含め、3大関となる。ただ琴桜は「人は人、自分は自分ですから。人のことを気にしても強くなるわけじゃないし、自分がどれだけ研ぎ澄ましてできるか、どれだけ力を出していけるかなので。別に難しく考えないでシンプルにやっていけばいいと思います」と泰然自若を強調。場所中の11月19日には27歳となる大関が、一年納めの場所で巻き返しを狙う。

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