猛打のドジャース世界一で証明されたダルビッシュ有のすごさ ＰＳ２得点以下の試合はいずれもダル先発

◆米大リーグ　ワールドシリーズ第５戦　ヤンキース６―７ドジャース（３０日、米ニューヨーク州ニューヨーク＝ヤンキースタジアム）

　大谷翔平投手（３０）、山本由伸投手（２６）の所属するドジャースが、ワールドシリーズ第５戦の、敵地・ヤンキース戦で、ワールドシリーズ史上最大となる５点差をひっくり返す劇的な逆転勝ちをして、４勝１敗で２０２０年以来４年ぶり８度目のワールドチャンピオンに立った。大谷はメジャー７年目の移籍１年目、山本はメジャー１年目で悲願の頂点に立った。

　ドジャースはポストシーズン１６試合で９５得点。大谷、ベッツ、フリーマンのＭＶＰトリオから始まる強力打線は、好投手ばかりと対戦するポストシーズンでも１試合平均５・９点を奪った。投手陣の好投も目立ったが、打線の破壊力は他球団を圧倒するものがあった。

　全試合で２得点以上。もっとも得点を奪えなかったのが、パドレスとの地区シリーズ第２戦（２●１０）、同第５戦（２〇０）の２得点だった。この２試合で先発したのはいずれもダルビッシュ有投手（３７）。第２戦では７回３安打１失点、第５戦では７回途中３安打２失点といずれも好投した。

　パドレスはシース、キング、メッツは千賀、マナイア、キンタナ、ヤンキースはコール、ロドンら好投手がドジャース打線に立ち向かったが、最も結果を出したのはダルビッシュだったのかもしれない。