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【ソフトバンク】1958年の巨人に並ぶ日本シリーズ26イニング連続無得点で球団譲渡後初の崖っぷち 小久保裕紀監督「3つ負けてしまった。やるだけ」

スポーツ報知 / 2024年11月1日 5時0分

ベンチで渋い表情の小久保裕紀(カメラ・上村 尚平)

◆SMBC日本シリーズ2024第5戦 ソフトバンク0―7DeNA(31日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクが本拠で3連敗。“史上初めて”崖っぷちに立たされた。球団譲渡の2005年以降、過去7度の日本Sは全て日本一。3連敗はもちろん、一度も先に王手をかけられたことはなかったが、8度目で初めて味わう土俵際だ。小久保監督は「3つ負けられるうちの3つ負けてしまった。やるだけですよ」と、悪夢を前向きに受け止めた。

 打線は4回から7回までジャクソンに無安打に抑えられるなど、4安打無得点。主砲・山川は本拠地3試合で12打数0安打の大ブレーキだ。第3戦の初回に1得点して以降、1958年の巨人に並ぶ日本S26イニング連続無得点。指揮官は「ホーム最後の3連戦で勝ちを見せることができなかったのは残念。点が入らないと盛り上がらない。そこは申し訳なかった」と地元ファンにわびた。レギュラーシーズンで一度もなかった2試合連続完封負け。南海時代の51、53年に続き、日本Sで実に71年ぶり3度目の屈辱となった。

 前身のダイエーと南海時代、先に王手をかけられたシリーズは10度あるが、日本一は64年と2003年の2度だけ。V率は20%になった。ただ、前例はあくまで前例だ。9月16日のオリックス戦(京セラD)で右足首を捻挫して以来、試合で一度も守備に就いていない近藤が「いけるように準備はしているつもり」と、DH制のない第6戦以降のスタメンを志願した。「もう負けられなくなりました…っちゅうことです」と、会見を打ち切った小久保監督。決戦の舞台は敵地に移る。第1、2戦と連勝した横浜で、再び連勝すればいい。(田中 昌宏)

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