【DeNA】育成3位・八戸工大一の左腕・金渕光希がMAX150キロ超えで早期支配下登録を目指す
スポーツ報知 / 2024年11月1日 6時30分
先月24日のドラフト会議でDeNAから育成3位指名された八戸工大一(青森)の金渕光希投手(3年)が10月31日、青森・八戸市内の同校で指名あいさつを受けた。“MAX150キロ超え”を目標に、早期の支配下登録を目指すと宣言。好左腕を多く輩出するチームで、先輩左腕に負けない成長を続けていく。
ドラフト会議から1週間、ようやく実感が湧いてきた。DeNAからの指名あいさつを終え、八戸工大一・金渕は「小さい頃から夢見ていたプロ野球選手のスタートラインに立てた。ワクワク感があります」と笑顔を見せた。ドラフト当日は指名後、チームメートから胴上げされて祝福。その後も多くの方々から連絡をもらい、同校OBで3学年上の西武・黒田将矢投手(20)からも「おめでとう。頑張って」とメッセージをもらったという。
直近の目標は支配下選手登録だ。そのアピールとして「まずは(最速)150キロを目指して、そこからもっと上げていきたい。角度のあるボールも武器になると思う」と、金渕は“150キロ超え”を目標に掲げた。高校入学時の最速は135キロ。そこから徹底した走り込みなど練習を積み、現在144キロまで伸びてきた。DeNA・河野亮アマスカウトも「サイズ(183センチ、87キロ)もある。ストレートはまだまだ速くなるし、変化球のキレもどんどん上がってくる」と期待。プロの世界でさらに鍛え上げれば、近い将来の目標達成は可能なはずだ。
先月29日の日本シリーズ第3戦で白星を挙げた東克樹投手(28)や、今年MLB・カブスに移籍して15勝を挙げた今永昇太投手(31)ら、チームからは好左腕が多く出ている。金渕は「チームの勝利に貢献できる、エース格の投手になりたい」と、同じような活躍を目指すつもりだ。DeNAの印象を問われると「応援がすごく熱くて、ファンに愛されているチームだなと思います」と話した。強い体をつくり、実戦経験を積んで1日も早く支配下登録へ。ハマスタでファンからの大歓声を浴びるため、一歩ずつ成長していく。(有吉 広紀)
◆金渕 光希(かなぶち・こうき)2006年10月1日、青森・六戸町生まれ。18歳。開知小2年時に野球を始める。七百中では軟式野球部に所属。八戸工大一では1年夏から公式戦ベンチ入り、2年春から背番号1。今年3月、U―18日本代表候補選手強化合宿に参加した。直球の最速は144キロ。183センチ、87キロ。左投左打。
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