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将棋・渡辺明九段「この褒章に恥じない行動を」 紫綬褒章受章 タイトル奪還へも意欲

スポーツ報知 / 2024年11月2日 5時0分

王将の巨大駒を手に笑顔を浮かべる渡辺明九段

 政府は2024年秋の褒章受章者を2日付で発表した。受章者は786人(うち女性157人)と26団体で、3日に発令される。学問や芸術、スポーツで功績を残した人が対象となる紫綬褒章にパリ夏季五輪・パラリンピックの金メダリスト54人が選ばれた。将棋棋士の渡辺明(40)も受章した。

 デビュー25年、タイトル通算31期。将棋界の人気を支える功労者の渡辺は、棋界史上最年少40歳での受章に「率直に驚きました。重みもすごく感じますし、将棋界を今日までつないでこられた先輩方への感謝も感じます。この褒章に恥じない行動を心がけたい」と感謝と誇りを口にした。

 棋界では18年の羽生善治九段(54)以来6年ぶり13人目の同褒章受章。歴代4位のタイトル通算獲得数を誇る一方、藤井聡太七冠(22)=竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=にタイトルを奪われ、無冠となった現状もあるが、「将棋の研究への熱量は変わらずにある。自分がもともといたポジション(タイトルホルダー)に戻るというところに関しては、まだ諦めてるわけじゃない」と意欲を燃やし続ける。 

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