「今までの教え子でナンバーワン」明徳義塾・馬淵監督が飛距離絶賛の巨人育成６位 岡本和真２世目指す

阿部監督の直筆サイン入りパスを披露する明徳義塾・竹下（カメラ・内田　拓希）

　巨人から育成ドラフト６位指名された明徳義塾・竹下徠空（らいあ）内野手（１７）が１日、パワーとキャラクターでポスト岡本和に名乗りを上げた。同校で榑松スカウト部次長、岸スカウトから指名あいさつを受け、高校通算１８発の大砲候補は「目標は岡本和真選手」と宣言。主砲を思わせる“癒やし系”の片りんものぞかせた。

　１年秋から名門のクリーンアップを張る右の大型スラッガー。３月から導入された低反発の新基準バットで１０本塁打以上を量産した。歴代４位の甲子園通算５５勝を誇る馬淵監督が「今までの教え子でナンバーワン」と断言する飛距離が最大の魅力だ。

　はじける笑顔が印象的な１７歳。プロフィルの「体重９６キロ」を報道陣に確認されると「そうです！」と即答した直後に、「いや、今ちょっと体重２キロ上です…。ウソはつけないです」と赤面し、笑いを誘った。１年時から見守ってきたという岸スカウトは「ゆるキャラと言いますか。ファンからもきっと愛される選手になってくれる」。愛きょう抜群のキャラクターもスターの器。早期の支配下昇格から主砲の後継者を目指す。（内田　拓希）

　◆竹下　徠空（たけした・らいあ）２００６年１１月１２日、島根・大田市生まれ。１７歳。小学３年で野球を始め、大田二中３年時に全国中学軟式大会でＶ。明徳義塾では１年秋から背番号３、３年夏の甲子園は４番で１６強。遠投１００メートル、５０メートル６秒３。１８３センチ、９８キロ。右投右打。好物はシチュー。