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大会最年少8歳の松島愛空 中学生破り初戦突破「初めての大きい大会ですごく緊張した」

スポーツ報知 / 2024年11月2日 6時0分

ガッツポーズする松島愛空

◆卓球 全日本選手権カデットの部 第1日(1日、長崎県立総合体育館)

 男女とも14歳以下、13歳以下、ダブルスの3種目に分かれ、年代別の日本一を争う大会が開幕した。男女シングルスは1回戦が行われ、女子13歳以下で大会最年少8歳の松島愛空(あいら、田阪卓研)は3―1で岩崎光来(13)=和洋国府台中=に逆転勝ち。男女ダブルスは4強が決まり、男子の大野颯真(13)、小林右京(12)=ともに木下アカデミー=組らが準決勝に進んだ。

 身長127センチの小さな体で両ハンドを鋭く振り抜いた。小学3年の松島愛は「いつもはあまり緊張しないけど、初めての大きい大会ですごく緊張した」。第1ゲームは動きが硬く、4―11で落としたが、サーブを巻き込みからしゃがみ込み主体に変えて流れをつかみ、強化してきた両ハンドドライブで攻めて3ゲームを連取。中学生相手に初戦を突破し、「勝ってうれしい」とはにかんだ。

 パリ五輪代表補欠の長男・輝空(そら、17)、13歳以下で優勝候補の長女・美空(みく、11)ら4人きょうだいの末っ子だ。兄や姉に負けじと、今大会に男女通じて最年少の8歳で初出場。練習の成果を発揮して奮闘し、ベンチに入った母・由美さんも「持っている力を出し切ってよく頑張った。100点です」と目を細めた。

 7月の全日本選手権カブの部(小学4年以下)は16強で敗れた。両親に8強以上で家族で唯一持っていない携帯電話をプレゼントしてもらえる約束だったが、お預けとなっていた。今大会で「3勝」をノルマに再挑戦。「カデットは愛空よりも強い人がいっぱいいる。強気で頑張りたい」と意気込んだ。(林 直史)

◆男子ダブルス 大野・小林組が4強

 〇…男子ダブルスで大野颯、小林組が4強に進んだ。榎本潤平(13)、大野斗真(13)=ともに野田学園中=との準々決勝をフルゲームで制し、小林は「サーブが取れなくて苦戦したけど、パートナーがしっかり決めてくれた」と感謝した。大野颯は双子の兄・斗真と全国大会で初めての“兄弟対決”にも勝利。13歳以下シングルスでも準々決勝で対戦する可能性があり「シングルスでも勝ちたい」と力を込めた。

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