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ボクシング一家に生まれた金子佳樹 祖父・繁治さんに続く東日本新人王へ「何が何でも取りたい」

スポーツ報知 / 2024年11月2日 14時47分

祖父の繁治さんに続く東日本新人王を目指す金子佳樹(左)と福永啄巳はともに計量をパス(カメラ・戸田幸治)

◆プロボクシング ▽第81回東日本新人王決勝 ▽ウエルター級(66・6キロ以下)5回戦 金子佳樹―福永啄巳(3日、東京・後楽園ホール)

 第81回東日本新人王決勝戦の前日計量が2日、都内の日本ボクシングコミッションで行われた。ウエルター級は金子佳樹(金子)が規定より200グラム軽い66・4キロ、福永啄巳(青木)がリミットとなる66・6キロでパスした。

 金子は1950年の第8回大会でフェザー級(57・1キロ以下)を制した祖父・繁治(しげじ)さんに続く、東日本新人王を目指す。繁治さんは「魅惑のハードパンチャー」の異名を取り、22歳だった1953年12月にはフェザー級王者ラリー・バターン(フィリピン)をKOで破り、戦後初の東洋(現・東洋太平洋)王者となった。55、56年には国内の最優秀選手賞を受賞した名選手。小さい頃からかわいがってくれた祖父に続く栄誉へ、「祖父が取ったから取りたいのもありますし、登竜門。何が何でも取りたい」と強い意気込みを口にした。

 伯父の健太郎は繁治さんの後を継ぎ、金子ジムの2代目会長。父・賢司はジムのマネジャー兼トレーナーという3代に及ぶボクシング一家に生まれた佳樹。デビューから4戦連続KO勝利中で、決勝で戦う福永にも今年3月に対戦し、1回TKO勝ちしている。パーフェクトレコード継続なるかも注目されるが、「いい体をしてましたし、表情も良かった。相手に不足はない。気を引き締めないといけない」と警戒を緩めず、挑戦者として全力で向かって行くことを再確認していた。

 戦績は26歳の金子が4戦全勝(4KO)、24歳の福永が4勝1敗。

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