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大仁田厚、農林高校の収穫祭プロレスに参戦「ぜひ、日本の農業の未来を支えてください!」

スポーツ報知 / 2024年11月2日 17時16分

劇的勝利後のリングで下仁田ネギを手に日本の農業の将来を語った大仁田厚

 今年レスラーデビュー50周年を迎えた「邪道」大仁田厚(67)が2日、山梨県甲斐市の県立農林高校で開催された「第58回収穫感謝祭」でのプロレスイベントに参戦した。

 「収穫感謝祭」は年に1度開催されている同校のビッグイベント。

 「今年は農林高校120周年の記念すべき年です。子どもたちが健全に目標を持ってこれから進むためにも、プロレスを観て、乗り越える力、人の心の強さを感じてもらえれば」と同校の清水章男校長。

 「プロレスの良いところは異年齢交流が生まれるところ。子どもたちが地域の方々とプロレスイベントを通して関わり、良い経験をさせてもらっています。表情もとても明るいです」と笑顔で続けた上で自らメインイベントの選手コールも務めた。

 大仁田はメインイベントのタッグマッチで斉藤拓海と組んで、ザ・シャーク、佐野直組と激突。「お母さん、危ない!」というリングアナの絶叫が響き、子どもたちが興奮気味に逃げ惑う体育館で序盤は激しい場外乱闘を展開。ビニール傘を即席の武器として使うなど「邪道」は巧みな攻めを披露した。

 佐野とシャークの連携で斉藤が窮地に陥ったが、大仁田が佐野の意表をつく毒霧噴射で形勢逆転。シャークを捕らえ、テープルへのパイルドライバーを食らわせたが、カウント2。粘ったシャークだったが、最後は大仁田のスタナーがさく裂。3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持った大仁田は「日本の農業自給率はカナダやフランスと言った欧米と違ってとても低い。40%しかない。このネギを作った子どもたちの力で、ぜひ、日本の農業の未来を支えてください!」と下仁田ネギを手に熱く絶叫。最後は「農林高校万歳! 1、2、3、ファイヤー!」の絶叫で締めくくった。

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