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【高校サッカー】浜松開誠館が団結力で3年連続4強進出 MF水谷健斗がV弾

スポーツ報知 / 2024年11月3日 6時50分

逆転勝利に笑顔の浜松開誠館イレブン(カメラ・里見祐司)

◆サッカー◇全国高校選手権静岡県大会▽準々決勝 浜松開誠館2-1東海大静岡翔洋(2日・裾野市運動公園陸上競技場)

 準々決勝2試合が行われた。浜松開誠館は東海大静岡翔洋を2―1の逆転で下し、3年連続の4強進出。1点を追う後半21分にMF森下太陽(3年)がミドルを決めると、同26分にMF水谷健斗(2年)がゴールを奪った。藤枝明誠・浜名戦は0―0のまま延長前半9分まで行われたが、悪天候のため無効試合に。4日の第3試合(午後4時30分開始)として行われる。

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 開誠館のボランチ・森下の狙い澄ました一撃が決まった。1点を追う後半21分、ペナルティーエリア外から右足を思い切りよく振り抜くと、ライナー性のシュートはゴール右上隅に突き刺さった。仲間と喜びあった背番号13は「練習していました。狙い通りのコースです」と胸を張った。

 同点に追いつき、攻撃の勢いはさらに加速。5分後には左からのクロスに、逆サイドから走り込んだ水谷が右足を合わせて勝ち越しだ。「大事なところで決められてよかった。気持ちよかった」と声を弾ませ、青島文明監督(56)も「狙い通りの試合ができた」とうなずいた。

 前半はシュート2本。全員が消極的になっていた。そこで指揮官は後半から、左サイドに突破力のあるFW田中脩(3年)を投入。これが当たった。「勇気を持ってドンドン仕掛けることで、流れを変える」と背番号11が攻め続け、翔洋から主導権を取り返した。後半のシュート数は8対2と圧倒。絶妙のクロスで水谷の決勝弾をアシストした田中は「練習してきた形ができた」と目を細めた。

 イレブンが口をそろえたのは「いつも通りのことをやる」ということ。県選手権という舞台にも緊張せず、普段のプレーをする。それが後半の逆転につながった。「負ける気はしなかった」と水谷。プリンスリーグで清水ユースなどの強敵と戦ってきた自信があった。

 平常心でエコパの準決勝(9日)に乗り込む。「団結力があるチーム。みんなが同じ目標を持って頑張っている」と森下。もちろん目標は全国切符だ。(里見 祐司)

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