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【光る君へ】「まひろ」吉高由里子と「道長」柄本佑の川辺のやり取りにネット号泣「ラスト数分がエモエモのエモ」

スポーツ報知 / 2024年11月3日 20時45分

まひろ役の吉高由里子

 女優・吉高由里子主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・後8時)の第42話「川辺の誓い」が3日、放送された。

 今回、宮中で道長(柄本佑)と三条天皇(木村達成)が覇権争い。道長は娘・妍子(きよこ=倉沢杏菜)を三条天皇の中宮にするも、三条天皇は長年付き添った東宮妃・すけ子(朝倉あき)を皇后にすると宣言。

 そこで道長は権力を誇示するため、ある計画を立てる。しかし、体調に異変が…。

 一方、まひろ(吉高由里子)は里帰り中に、娘の賢子(南沙良)がケガをした双寿丸(伊藤健太郎)を連れているところに出くわし…というストーリーだった。(以下、ネタバレがあります。ご注意下さい)

 今回、「やっと帝になれたからには政(まつりごと)を思い切りやりたい。左大臣(道長)にあれこれ言われたくない」と言う三条天皇と道長の主導権争いが激化する中、病に倒れた道長は天皇に辞表を出す。しかし、辞表を手に「(先例のように)返したくはないのう」と陰険に笑う天皇。

 病は重く、静養先の宇治を訪ねて来たまひろの前で、すっかり、ぐったりと衰えた姿をさらす道長。

 そして、初めて出会った時のように川辺を歩く2人。「早めに終わった方が楽だという、おまえの言葉が分かった」と弱音を吐く道長に「今は死ねぬと仰(おお)せでしたのに」と返す、まひろ。

 「誰のことも信じられぬ。己のことも」と本音を漏らす道長に「もうよろしいのです。私との(政でこの世を変えるという)約束はお忘れ下さいませ」と、まひろ。この言葉に道長は「おまえとの約束を忘れれば、俺の命は終わる。それで帝も皆も喜べば、それでも良いが」と返した。

 ここで「私も、もう終えてもいいと思っていました。(源氏の)物語も終わりましたし、この世に私の役目はもうありません。この川で2人、流されて見ません?」と問いかけた、まひろ。

 この言葉に「おまえは俺より先に死んではならん。死ぬな」と真剣な表情で言い切った道長。「ならば、道長様も生きて下さいませ。道長様が生きておられれば、私も生きられます」と返した、まひろの言葉に道長は号泣した。

 今回、終盤10分間で展開された主人公2人の原点地・川辺での死生観もあらわなやり取りにネットも沸騰。放送中にはX(旧ツイッター)のトレンドワードで「#光る君へ」が上位に急浮上。ネット上には「宇治でのラスト10分号泣だった」、「光る君へ、ラスト数分がエモエモのエモで堪らん堪らん」、「道長の熱い言葉がそのまま関白宣言」、「2人のやり取り見てると大河ドラマも終わりに近づいているんだ…。つくづく思い知らされて寂しい」などの声があふれた。

 大河ドラマ63作目となる同作。吉高は2014年に連続テレビ小説「花子とアン」のヒロインを演じており、朝ドラと大河の両作品の主演は4人目になる。

 脚本は2006年の大河ドラマ「功名が辻」やドラマ「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」「星降る夜に」などを手掛けた大石静氏が担当。大河の中でも数少ない平安時代を舞台に、世界最古の女流作家とも呼ばれる紫式部/まひろ(吉高)の生涯を描く。音楽は冬野ユミ氏、語りはNHKの伊東敏恵アナウンサーが務める。

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