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【エリザベス女王杯】G1馬にひけを取らなかった末脚を再現すれば勝つかもしれない府中牝馬S2着馬

スポーツ報知 / 2024年11月5日 6時0分

府中牝馬S2着から臨戦するシンティレーション

◆第49回エリザベス女王杯・G1(11月10日、京都競馬場・芝2200メートル)

 昨年はローズSから異例の臨戦でブレイディヴェーグがG1タイトルを手にしたが、エリザベス女王杯の王道ローテーションは府中牝馬Sだ。過去10年間で4勝、2着6回、3着2回。一頭も馬券に絡まなかったのは15、22年だけと、前哨戦としての信頼度は高い。

 今年の府中牝馬Sは、くしくもブレイディヴェーグが前年エリザベス女王杯以来の復帰戦で鮮やかな差し切り勝ち。今年も出走していればこんな大混戦にはなっていなかっただろう。ただ、過去10年を振り返ると、21年のアカイイトは7着からガラリ一変。19年のラッキーライラックは3着から、18年のリスグラシューは2着から当レースを制しており、前哨戦Vは必ずしも絶対条件ではない。

 今年は大挙7頭が出走してくるが、前述した過去10年で3着以内だった12頭はすべて府中牝馬S7着以内。ここをボーダーラインとするなら該当馬は2頭。さらに「プロローグ編」で書いた勢いを重視するなら注目はシンティレーションだ。

 その前走はオープン入り直後のG2挑戦だったが、直線はブレイディヴェーグと同じ上がり最速タイ32秒8の強烈な決め手を発揮。G1馬にひけを取らなかった末脚を再現できれば、一気に頂点まで上り詰めるかもしれない。(西山 智昭)

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