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【高校野球】東洋大姫路が17年ぶりの秋季近畿大会V プロ注目の阪下漣が1失点完投

スポーツ報知 / 2024年11月5日 5時0分

ナインから胴上げされる東洋大姫路・岡田龍生監督(カメラ・義村 治子)

◆秋季近畿地区大会▽決勝 東洋大姫路5―1智弁和歌山(4日・ほっともっとフィールド神戸)

 来春センバツ(25年3月18日開幕)出場校選考の重要な参考資料となる秋季近畿大会は決勝が行われ、東洋大姫路(兵庫1位)が智弁和歌山(和歌山1位)を破り、2007年以来、17年ぶり4度目の優勝を果たした。19年に履正社を夏の甲子園優勝に導いた岡田龍生監督(63)は、母校で初の近畿制覇。明治神宮大会(20~25日)では、20日の開幕戦で聖光学院(東北・福島)と対戦する。

 地元・兵庫で、17年ぶりに歓喜の輪をつくった。5―1の9回2死、プロ注目の阪下漣(2年)が遊飛で27個目のアウトを奪い、ナインが右腕の元へ駆け出した。その様子を静かに見守った岡田監督は「このユニホームでまた甲子園に帰れるかが心配だったので、ここまで頑張ってくれるとは…」と頬を緩ませた。

 77年夏に甲子園で優勝したが、近年は低迷。22年4月に就任した岡田監督は「昔は『名前で3点もらえる』と言われていた。でも、帰った時は『東洋は怖くない』と向かって来られた」と明かす。母校再建へ、徹底したのは体づくりや伝統の守備、走塁、バント。強力打線で全国制覇を成し遂げた履正社時代から、変わらない指導のベースだという。

 2日には19年春夏の甲子園「履正社―星稜」の映像を選手に見せた。「奥川君は、ここ10年で一番いい投手と思っている。そういう投手をどうやって攻略するか」。県大会は打力不足に悩んだが、準決勝以降は2試合16得点と火を噴いた。

 来春センバツ出場は確実で、明治神宮大会の切符も得た。秋季近畿大会Vの翌春センバツは過去2度、4強入りしている。7安打1失点で完投した阪下は「各地区の1位と当たるのはすごい経験。厳しい戦いになるけど、自分の理想の投球に少しでも近づけたら」と、名将の下で進化を続ける。(瀬川 楓花)

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