【ソフトバンク】和田毅「ホークスファンは世界一」サプライズ花束に「ウソや!」引退会見ほぼ全文<2>
スポーツ報知 / 2024年11月5日 22時7分
ソフトバンクの和田毅投手(43)が5日、今季限りでの現役引退を発表した。みずほペイペイで会見に応じ、終了後、サプライズで花束を贈呈した後輩たちに感謝した。以降は会見のほぼ全文。
◇ ◇ ◇
―プロ生活を振り返って
「振り返っても悔いのないといいますか、やり残したことのない野球人生だと自分では思ってます」
―印象的な出来事は
「え~、22年あるんでね。ホント全てが思い出。新人の頃は1年目で日本一を経験させてもらいました。今じゃ絶対ないと思うんですけど、先発で完投で胴上げ(投手を)させてもらえたということありました。そんなことを王監督の時にさせていただいて、そこからけががあったり、アメリカで(試合に)出たり失敗したりとか、たくさんのことがありました。ホント全てがプラスになったと思います。これまでの野球人生の中で、無駄なことはなかったなと。そこは誇りを持って言えると思います」
―プロ野球選手として大事にしてきたこと
「難しいですね。そこは引退試合の固辞じゃないですけど、やっぱりファンあってのプロ野球。一人で優勝できるものじゃない。みんなの力が集まって、同じ方向を向いて、勝ち得ていくものだと思う。それを自分も大事にしていました。チームあっての自分だっていう気持ちでずっと戦っていた。一番最初にそれ気づかせてくれたのが城島さん。怒られて、教わって。それを22年間続けられて良かったです」
―43歳まで現役を続けられた理由
「出会いですかね。たくさんの方に出会ったことが今の自分を作り上げたと思っています。当然、両親もそうですし、奥さんもそうですし、娘もそう。たくさんの方に携わっていただいたことが、今の自分を作り上げてくれたと思います。22年もプロ野球でやらせてもらって感謝しかないです」
―ホークスファンに
「本当に日本一、世界一のファンだと思ってます。2018年、けがで1年半も投げられなかったんですが、2019年にマウンドに上がった時、すごい拍手をいただいて。これだけのファンの方が待ってくれてたのかなと思うと、すごくうれしかったです。あのときの拍手は忘れませんし、もしかしたら引退試合をしないことは(ファンへの)裏切り行為かもしれないですけど、そこは自分のプライドといいますか。考慮していただけたらなと。申し訳ないんですが」
―引退後は
「全く何も。本当に(引退は)内密に進めてきたことですし、絶対漏らしたくないという気持ちでやっていました。王会長にお知らせしたのも、きのう(4日)の朝ですし、(同日に)ちょうどたまたま選手、裏方さんの納会があったので、選手に伝えたのもきのう。そこからいろんな方に電話をかけたのも夕方ぐらいから。本当にまだ何も決まっていません。球団の方からは『今後のそういう(第二の人生に関する)話もしっかりやれたら』と言っていただいている。ありがたい話です。引退試合はしなかったんですが、可能であれば来年の3月に、セレモニーになるのか引退試合になるのかは分かりませんが、そこでお願いしたいなと。そういうことを球団のほうに伝えています」
―指導者としてユニホームを着ることは
「現在は、終わったばっかりですし、そういう気持ち(にはなれない)といいますか。まだまだ今の自分では勉強不足。すぐになれるとは思っていません。まだまだそんなことは考えられませんけど、しっかり勉強して、いつかそういう日が来て、オファーをいただければ。それに見合う人物になって戻ってこられたらなとは思います」
―福岡で計18年生活。今後も生活?
「はい。その予定です。どっか行けって言われたらしょうがないですけど。18年、福岡に住まわせてもらって、福岡大好きです。自分にとっては人生で一番住んでるところ。ほとんど故郷と言っても過言ではないところ。福岡で住み続けられたらなと思っております」
―現役最後の松坂世代。和田毅にとって松坂大輔とは
「常に僕らの太陽と言いますかトップです。僕で松坂世代もついに終わってしまうっていうのがね、本人に連絡したら悲しむというかね、自分が辞めることをすごく悲しんでくれたんですけども。自分も本日で引退になりますし、同級生全員がね、引退になったので、何かやろうよって話はしました」
―(司会者)花束の贈呈です。
(周東佑京選手会長が、猪本健太郎氏が福岡市内で営む生花店「FLOWER STUDIO S」(フラワースタジオエス)の花束を持って登壇。ここは予定通り)
―(司会者)後続の皆さん、お願いします。
(東浜、又吉、石川、有原、藤井、杉山が登壇。なぜか唯一の野手・リチャードも)
「何で? ウソや!」
(さらに高谷バッテリーコーチ、ダイエー時代のユニホームを着た明石2軍打撃コーチも登壇)
―(司会者)最後はこの方です。
(球団職員の新垣渚氏が登壇。熱くハグを交わす)
「こんなたくさん来てくれると思ってなかった。感無量です」
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